誰もが快晴だと信じて疑わない空を
君は少し疑っている
僕はあの空に
一筋の雲が浮かんでいるのを見つけて
ただそれだけのことで
君を汚染する
雨
風
雷
君の理性の残骸が
五線譜の上に流れ込む
素敵な悪夢はいかが?
素敵な悪夢はいかが?
どうにでもなれ!
君の叫び声が
僕の唇を紫に染める
紫が
微かに歪む
雨
風
雷
全てが止む
君が胸を撫で下ろすたび
人と人
想いと想いがすれ違う
快晴だった窓の外
黒く濡れて
素敵な悪夢はいかが?
素敵な悪夢はいかが?
通りがかりを装って
君の家のドアを叩く
君を助けたのは誰?
君を助けたのは誰?
素敵な悪夢はいかが?
素敵な悪夢はいかが?
誰もが嵐と信じて疑わない空
君だってそうらしい
結局
その程度の女の子
僕はあの空の雲の切れ間に
一筋の光を見つけたような気がして
ただそれだけのことで
やっぱり君を汚染する
もし、悪夢を知ったら秘密にして下さい。
貴方の側に悪夢はなかったのです。私の弱さを知っただけです。