抱きしめたい

同じものをずっと握りしめていたり、同じ場所に腰を据えてじっとしているということができない私はきっと、典型的な自己破滅型人間なんだと思う。でも、ここにきて、そんな自分の性質を笑えなくなってきたというのは、ここ数年で失ったものの大きさが大きさで、その都度その都度相当に痛かったということと、「失う」ということの頻度が、今だ嘗てなく高かったからだと思う。「こんなのを繰り返してたら身がもたない」という危機感がある。

昨年の私は、勢いはあったものの、あまりに無策だった。というのも、昨年以前の私には、「事前に考え過ぎる」という臆病者特有の悪癖があったので、そこを何とか改善したいと考えて、無策に走ることにした―という策だったのだが、それにしても、無策過ぎた。何かを、勢いよく掴むことはできても、掴みきれず、一瞬にして失ってしまった。

勢いだけでは駄目だ。無策過ぎても駄目だ。臆病風に吹かれて策を考えているうちに勢いを無くしてしまった―というのも駄目だ。

バランスのとれた、絶妙なラインを見つけて、そのライン上からはみ出ないような攻め方をして、その結果何かを掴んだら、これを全力で抱きしめて、是が非でも維持しないと。

転機―俺、ここで変わらんかったらいつ変わるんだという話だ。そんな地点に立っている。


2件のコメント

  1. 転機。
    転機は逃したら駄目だ。
    策を見付けたら、勢いよく飛び出し、勢い余って転び出るぐらいじゃなきゃダメだ。
    応援してます。
    踏ん張れ!!!

    1. ありがとう!

      明日は明日で朝から、具体的に外へ出ていく努力をしようと思っております。

      ま、何とかなるでしょう。
      ありがとう!

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