本日、面接なり。
昨夜未明、雨が降っていたので怪訝な心持ちでいたのだが、一夜明けてみると実に爽やかな晴天で実に幸先良し。
午後３時より面接なり。会場は、近所であるにも関わらず、今まで一度も下車したことのない阪急宝塚南口駅から徒歩３分の場所にあり。
旧友から借り受けたスーツを着、親父から譲り受けた靴を履き、この、衣類について、「借り受けた」「譲り受けた」が連発するあたり、町田康的でいい感じなり。
文体もまた、町田康的でナイスなり。
バナナ食ってゴー。あぎゃぎゃ。
町田チックにゴー
英国ロックの薫り漂うメロディーに言語姦覚溢れる日本語を乗せて歌うー和田怜士のブログです。
バカヤロー！
まあ特に何もないんだが、カマしてこい！
ただおどおどして面接に挑むと面接官から
「このカマ野郎！」っていわれるかもしれんから
気をつけるんだぞ！
面白い奴だと思われるために、俺は本日、一部ビートたけしを参考に、徹底的に笑いを獲りにいくことにした。
現地到着。出口から後ろ向きに会社に入り、「間違えました」と言って方向転換、「密入国秀夫です」と中国人の口調で名乗り、「こちらへ」と言われて昇りかけた階段で豪快に躓いて眼鏡が大きく傾く。大きく傾いた眼鏡のまま、「お掛けください」と指差された椅子に前後逆に座り、「間違えました」と言って方向転換、椅子の上に正座で座り直す。「履歴書を」と言われて取り出した茶封筒から茶封筒を取り出して、その茶封筒からまた茶封筒を取り出して―これを１５回ほど繰り返し、最後に取り出した小さな茶封筒に「辞表」と書いてあり、通報されて、人生を棒に振る。