言語姦覚2

〈某月某日〉
平謝りをする部長の形をした社長のマグカップを使用した課長は係長という名の会長だったので、マヨネーズのかけ過ぎに注意を促して回る汁だく戦闘機が地中で旋回するのを箸で摘まんだら、「これに判を押せ」という声が聞こえて、めり込んだ嫁の額から白いの出た。

〈某月某日〉
ヘビーメタル寄りの饅頭が交通費を請求。万事休した僧侶が、「もらった!」と叫んで、脱ぎかけたパンツをもう一度穿きかけたら火が出た。柔らかいライオンズマンションに手刀を喰らわした豆は、煮れば煮るほど固くなるから、精一杯愛することで帳尻を合わせたいと言ってみた。

〈某月某日〉
本日、19回目のマッスル吉田。いうなればいうなれない。牧村ひろしが鉄板の上にガンダムを置いて変色した。

〈某月某日〉
流れるようなフォルムを楽しんでいる教師の背後に回った。極度に緊張したスリランカ人として人生を全うすることを誓った直後の悲劇だった。腎臓、肝臓、心臓―その他全ての臓器が56000ポイントを獲得した。

〈某月某日〉
田中先輩に、「お前閣下な!で、俺も閣下!」と言われたことを根に持った。鈴木先輩はスライム状の便座だからだ。意を決した僕は、持ち前の棒と棒で、棒と呼ぶにはあまりに棒な棒を棒と棒でなにした。数日前、脱力デモ隊が県境に挟まれてダイエットを余儀なくされたことに業を煮やしたミシガン州からカマキリが一匹贈呈されたことに業を煮やした旧日本兵に今日、僕はブチ殺された。


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