5songs

人間というのは、要するに、最も原始的な「作品」なんだと思う。
生きている限り、「どこまでも個人的に」続く、地道かつ地味な創作活動のことを、人は「人生」と呼んでいて、今現在の自分は、言うなれば「最新作」なんだろうと思う。

私自身について言えば、軸となる部分のみ普遍的で、不変的で、軸の周りを覆う装飾的なものについては、常に変化し続けて、それこそ秒単位で変わっていけばいいと思っている。

私―和田一憩というロックンロールバンドは、耐えず変化し続けます。変化し続けるということを維持し続けます。
私―和田一憩というレコードは、わかる奴にだけわかりゃいい。わからない奴はさようなら。本当に欲しいと思ってくれている奴の為に、早々にBOOK・OFFにでも売りに行ってくれ。

ただ一言「わかる」と言って、近寄ってきてくれる奴の為なら、一肌も二肌も脱ぐが、「わからない」と言って、もしくは「わからない」とも言わずにただ引くばかり―というような奴の為にはな〜んにもしない。小指一本動かさない。

わからないお前が、血を吐いて倒れているのを見つけた場合、缶切りを手にニヤニヤしながら近づいてった俺が、お前の顔面にタラタラタラタラ垂れ流すのは、トマトジュースか野菜ジュースかはたまた…それはお前が自由に選べば良いし、俺は出来る限りお前の意向を汲もうとは思うが、俺がお前の顔面に何を垂れ流そうとそれは俺の勝手なんだからお前の意向など知らん。厚かましい。


5件のコメント

  1. 缶切りを手にニヤニヤしながら近づいてって、顔面にタラタラタラタラと、サバ味噌煮缶の汁を垂れ流せば、性格の悪さを演出できると思います、和田さん。

    1. 性格の悪さを演出するのであれば、缶丸ごと投下するなり、缶切りで缶ではないものを切るなりした方が効果的であろうかと思います。

      あと、「和田さん」は勘弁してください。ま、確かに和田さんなんですけども。

  2. 缶切りで缶を切る律儀さで癒し系であることを表現しといて、ベトベトの鯖汁をデロンと流すトコロに「そーとー根性わるいんやろなー」を押しつけるわけです。
    対比効果ですよ大和田さん、退避・堆肥。

    1. 要するに、皮ポンチで皮に穴を開ける謙虚さでいぶし銀であることを表現しといて、グダグダのトコロテンをブリンと流すトコロテンに「装甲車根性丸出しやなー」を押し付けるわけですね。

      相乗効果ですよ大和田は、層状・葬場。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。