未発表写真~回想の胃痛~

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初めて私が自分の書いた曲だけを演る自分のバンド「ロックスター」を結成したのは22歳の時。そして、そのロックスターが初ライヴをしたのが、この「神戸ART HOUSE」だった。

ロックスターはドラマーのみ女性の3ピースバンドで、ベーシストは私の小3からの旧友。私が半ば強引にベースを買わせ、ベーシストにした。
初ライヴの出来は散々だった。リハの段階で他のバンドに完全に負けていることを痛感していたので、ステージに上がるやいなや手は震えるし、膝は嗤うし、声はうわずるし…散々だった。
ライヴが終わると私は、30分間続いた極度の緊張からくる激烈な胃痛に見舞われたことに加え、初ライヴが散々に終わってしまったことへの自己嫌悪から立っていられなくなり、ライヴハウス前でしゃがみ込んだまま微動だにせず、ただひたすらに「酒が飲みたい」と呟いていた。

写真中央。階段を降りてきた所、ライヴハウスの赤い三角看板の前にちょっとした段差があるが、私はそこでしゃがみ込んでいた。
写真左。私がライヴをしている間、私の親父はこの店で酒を飲んでいた。

このロックスターでの失敗と猛省が、2年後のアルファベッツ結成に繋がった。


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