諦観

私は、私が音楽を継続してやっていこうと思えば、まずは、バンドという形態を潔く諦めてしまわねばならないーという結論に至った。
バンドの解散によって、自分の意思に反して音楽活動が頓挫するというのは、もう二度とあってはならないことだし、理由はそれだけじゃない。

私は、私が人の上に立てる人間ではないことを、職場で初めて役職というものに就かせてもらうことで、嫌というほど思い知った。
私は、他人に指示を出すということができない。そして、たとえそれがチーム全体の為に必要なことであったとしても、メンバーに対して「怒る」ということができない。常に仲良く円満であることを求めてしまうので、結果、チームを駄目にしてしまう。できていない人に「できてないよ」が言えない。これはバンドについても同じことが言えて、私がリーダーを務めると、バンド内の人間関係が円満であることを第一に考えて、それなりに気を使い、勝手に疲れて、肝心の創造的な部分がおろそかになってしまう。

バックバンドがあれば良いなとは思う。でも、これまでやってきたような、メンバー全員が平等に発言権を持つバンドは無理だと思う。やりたいことをやる。言いたいことを言う。ということが難しい。ステージの上で何を喋るのかということについてさえ、メンバーの許可を得た規制の枠内でのことになってしまう。やりたいことをやって、言いたいことを言って、それがメンバーの不評を買った場合に、「うるさい!」的なことをどうしても言えない自分がいる。そんなことでは駄目だ。メンバーの顔色をうかがいながら歌うロックバンドのリーダーなんて要らない。

バンドは楽しい。めちゃくちゃ楽しい。でも、そこんとこを潔く諦めてしまわないと、私の場合、先が思いやられる。

アコギ一本抱えて、一人でやっていく。今はただ、そのスタイルについて、間抜けな「弾き語り」に代わる名称を考えるのみである。


4件のコメント

  1. アコギ一本で活動するにしても音源だけでもバンド編成で録ったものがあった方が良いと思います!(自分が聴きたい(笑))
    最近はPCと少しの機材があればそれなりのものが出来ますし、街のレコスタならもっと良いものが出来ます。
    手前味噌ですが
    これはドラムだけリハスタでマイクを立ててもらって録って、他は宅録。
    https://soundcloud.com/aikawalazme/full-song?in=aikawalazme/sets/ojsltr7zhfk9

    これに至っては完全に宅録です。ドラムはソフト音源。
    https://youtu.be/0ngH8HbzvH0
    ミックス、マスタリングは自分でやりました。

    もし何か手伝えることがあれば言うてください~。
    ある程度ちゃんと録音した音源を作ってネットで発表するていうのも一つの手だと思います。

    1. 貴重なアドバイスをありがとう!人脈的なものが皆無と言える俺にとって、ずっと現役を貫いている太田くんの存在は本当に心強い。

      とにかく、ブランクが長過ぎて大変です。スタジオに入って実際に音を出す前にやるべきことが山のようにあって、とりあえずは新曲の制作と並行して、全曲の歌詞の見直しと、完成した歌詞を一冊のノートに纏めるところから始めております。

      音源、聴かせてもらったよ。相変わらず、言葉使いに絶妙なパンチがあって面白い!言葉と声のギャップに、俺には絶対に真似の出来ないものがあります。太田くんに比べたら俺は随分とストレートな奴やね(笑)

      今後とも的確なアドバイスと素晴らしい刺激をよろしくお願いします。

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