嬉しい記事

ネット上で興味深過ぎる記事を発見。思わずプリントアウトしてしまった。タイトルは『CDの時代は終わってしまうのか』。CDを愛する俺としては絶対に見過ごせない。記事の中から幾つか抜粋してみる。

「以前は年間にCDを100枚以上買っていたのに、最近は全く買わなくなった」などという話をよく聞く。今やCDプレーヤーさえ持たない人も多い。もはや利便性ではCDは音楽配信にはかなわない。本当にCDの時代は終わってしまうのだろうか?

将来、CDが儲からないとなって、レコード会社は次々とCDから撤退するのだろうか。そうなったら、彼らは何を売るのだろうか。配信サイトを通じて、録音された音楽データをバラバラに切り売りするだけの会社になるのだろうか。

2019年は心に残る自主制作盤CDがいくつも発売された年であった。レコード会社に採算度外視の良心的なモノづくりは難しい。会社である以上、何かというと短期的事業性と効率がシビアに問われてしまうのだから。そうなってくると、力を発揮するのは、やはり「個人」である。そのアーティストが、どうしても伝えたい音楽を、納得のいくクオリティにまで高め、志を共有してくれる協力者の手を借り、文章もデザインも含めた、パッケージ丸ごとでメッセージを込められるモノにする。アーティストが贈り物のように気持ちを届ける。そのためには、まだまだCDは有効な手段である。

手に取って触ることもできなければ、匂いを嗅いだり、しげしげと見つめて目で楽しむこともできない『データ』を、いったい人は深く愛することができるのだろうか。音楽への愛を深め、アーティストのメッセージを贈り物のように託することのできる手段としてであれば、CDは今後も生き残っていける。それが筆者の希望的観測である。

完全に同感。同感過ぎて俺が書いた文章なんじゃないか?と思ってしまった。特に中盤。「やはり「個人」である」以降のくだり。「志を共有してくれる協力者の手を借り」「文章もデザインも含めた、パッケージ丸ごとでメッセージを伝えられるものにする」まさに俺がやらんとしていることだ。

レコード会社あってのアーティストではなく、アーティストあってのレコード会社だ。そこのところをレコード会社は勘違いしている。いかに儲けるかを優先した結果、「音楽離れ」を生み、加速させたのはレコード会社だ。そのことにリスナーも薄々気付き始めている。だからこそ、自主制作盤CDが注目されるようになった。リスナーが求めているのはアーティストであって、レコード会社ではない。レコード会社が利益を優先して「CD離れ」すればするほど、リスナーは純粋に良い音楽を求めて「レコード会社離れ」して、自分たちの為に良心的なモノづくりをするアーティストを探し求めるようになるんじゃないか?

俺のやり方は間違っていない。そう思わせてくれる嬉しい記事に出会った。


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