気の毒な人たちへ

どいつもこいつも薬は薬で毒は毒だと思っている。薬が毒になることもあるし、毒が薬になることもあるということを知らない。で、音楽は薬だと思っている。毒になることのない薬だと思い込んでいる。言っておくが、毒にならない薬などないし、薬まみれのライブイベントが毒の塊だってことくらい、一度でもライブバーやなんかに足を運んだことのある人なら分かるだろう。

みなまで言うな。分かっている。俺は毒で、俺の作る音楽もまた毒だ。何が悪い。って言うか、俺としてはその役を喜んで買って出ている。毒をもって毒を制す。薬で治らないものを治す。カッコええやん。それが俺の役目。あまりの需要のなさに辟易こそすれ、ブレることなくここにいる。数多の拒絶反応をパワーに換えて。

ところで訊くが、ワクチンは薬なのか?

めっちゃ熱出てるけど大丈夫?

それって拒絶反応やん。

 


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。