我輩は素っぴんである

私みたいな者でも、過去に僅かながら「恋愛経験」と呼べるものはあるのだが、考えてみれば、過去の恋愛は全て、私のもう一つの人格―ものつくりとしての自分―がものを言ってきたのである。 もし私に、ものつくりとしての顔がなくて、常...

結集する自我

もういい加減、自分をとことん信じ抜いてやろうと思う。でないと、跳ね返せるものも跳ね返せないようだ。 自分の目を信じる。 自分の耳を信じる。 自分の判断を信じる。 あらゆる経験から、自分がちゃんと学んでこれたことを信じて、...

杭の勝算

社会って威圧的だ。 「出る杭は打たれる」という言葉に於いて、打たれているのは「個」で、打っているのは個から成る全体、要するに社会だ。 社会って威圧的だ。でも、はっきり言って烏合の衆だ。 主義主張がバラバラで「統制」が取れ...

笑顔の裏側

本当に優しい人の辞書には「自己犠牲」なんて文字はないだろうと思う。 あなたが親しくしているその人は、本当に優しい人ですか?『優しい人』を演じるのが上手いだけ―という可能性は考えられませんか?「やりたいからやってる」ではな...

気まぐれなものへの対処法

風というのは実に気まぐれなものだ。追い風がずっと続くわけじゃないし、かといって逆風がずっと続くわけでもない。逆風の方がインパクトがあって、記憶に残りやすいけど、落ち着いてよくよく考えてみれば、追い風だって逆風と同じくらい...