すっかり拗ねちゃって、音出なかったらどうしよう

最近、当ブログの名誉ある愛読者になられた方々はご存知ないかもしれないが、私は本来、ヴォーカリストではなく、ギター兼ヴォーカリストなのである。

今年の6月18日に、「俺、もう一度ロックンロールバンドやるぜ!」という、はち切れんばかりの意気込みでもって、結構働いて、『グレッチ』という名誉あるメーカーの、めちゃくちゃエロいギターを購入したのは良いが、その後私は蝶を結成、ヴォーカリストとなったので、あわれ私のグレッチ嬢は、今日に至るまで、デカいアンプに一度も繋がれることなく、黙って、部屋の片隅で埃を被っておったのであるが、ついに本日、事情あって、初めて蝶の練習にグレッチ嬢を持っていくことになり、私としても久々に、一日限りとは言え、ギター兼ヴォーカリストとしての任に就くこととなったのである。

アルファベッツ時代、リプライズ時代の私をよくご存知の方々には、なかなかに感慨深いものがひょっとしたらあろうかと思うし、私自身、非常に感慨深いので、今日は、ギター兼ヴォーカリストとしての私の姿を、メンバーに撮影してもらおうと思っている。

ゲキマブグレッチ嬢は果たして、私に似合っているのか!私自身、めちゃくちゃ気になるしね。

写真、載せるのでお楽しみに。


いかりや落とし

とどのつまり、私には、結婚というものが良くわからないのである。結婚というもののどこにどう夢を持てば良いのかがさっぱりわからないし、結婚というものに、自分でもびっくりするくらい敵意がある。
不自由になるだけじゃねえか、と。結婚願望のある男なんてただのドMじゃねえか、と。俺はドMじゃないんだから、と。

ただ、結婚願望なんてあろうがなかろうが、結婚する人はするし、しない人はしないし、それに、結婚には明らかに向き不向きがあって、向いていれば、結婚願望がなくて結婚しても上手くいくんだろうし、向いていなければ、たとえ結婚願望があって結婚したところで、上手くはいかないんだろうと思う。「好きこそものの上手なれ」ではない。好きでも、駄目なものは駄目だ。

ところで、私は、結婚云々の前に、男と女が変わらずにい続けることができるのかということに興味があって、この点について夢を持つことができてからでないと、先へ進めないと思っている。
男が変わらずにい続けることができるのか。女が変わらずにい続けることができるのか。甘かったり、円満だったり、優しかったりする関係性を、ずっと持続させることができるのか―と、こんなことを言うと、誰かが「人間なんだから変わって当たり前なんだよ」なんて言い出しそうだが、この際、そんな言葉はいらない。そんなことはわかっている。わかっているが、それとはまた別の次元の話としてできるのか?という話をしている。もし、「できる」と思えたら、結婚もなくはないんだろうけれども、思えなければ、結婚なんて百害あって一利なしだと思い続けることになるだろうと思う。

でも、先にも述べたように、結婚するしないは、結婚願望の有無とは関係がないからね。たとえ「百害あって一利なし」と思っていたって、結果はまた別の所にあるんだろうし。でも、いずれにせよ私は、絶望的に結婚に不向きな人間だから、どうしようもないやね。

子供についても、自分の子供だけは意外と可愛いと思えるみたいだけど、子供という生き物自体は相変わらず嫌いだし。そして、それはたぶん、私自身が子供だからなんでしょうな。で、子供のような大人に結婚は向かないと、まあそういうことなんでしょうな。

駄目だこりゃ。


夜の営みについて

引き続き、夫婦間の話題。「夜の営み」についての疑問を簡潔に。

旦那が営もうとしなくなった場合、嫁は怒る。大いに怒る。一方、嫁が営んでくれなくなった場合、旦那は乞う。ひたすらに乞う。

一つ屋根の下にくだらない主従関係を持ち込むからこんなことになる。要するに、嫁は「部下なら言うことを聞け!」と言っていて、旦那は「たまには部下の言い分も聞き入れてくださいよぉ」と言っている。いずれにせよ、色気皆無。

離婚率上昇。出生率下降。行くところまで行け。「行くところ」で、何かが変わればそれで良い。


お小遣いはいらない

結婚していた頃からの疑問。

家庭に於いて、旦那が自由に使える金のことを「お小遣い」というが、「お小遣い」って一体何だ?

給料日、嫁が椅子に脚を組んで腰掛けて「はい、これアンタの今月のお小遣い」と言って、旦那にお金を手渡す。まあ色気のないこと。そりゃセックスレスにもなる。一方旦那は、床に正座をして、その「お小遣い」を両手で受け取り、礼を述べる。まあ色気のないこと。そりゃセックスレスにもなる。

旦那が礼を述べるのは、「今月もお疲れ様でした」という言葉に対してであるべきで、お小遣いを恵んでもらったことに対してであるべきではない。

「お小遣いの引き上げを!」みたいなことを言っている間は、お小遣いは絶対に上がらない。だって、「お小遣い」なんだから。


★1・15詳細決定★

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詳細決定!

2012.1.15(SUN)扇町パラダイス

開場18:00/開演18:30
前売¥1000/当日¥1300

[出演順]
1.THE OUT―TAKES
2.アタマクル
3.マツモトシズカ
4.BUTTERFLY
5.らうら

※蝶は20時頃登場予定。


心の孔明舞う

宮殿最上段に座している私に一礼すると、孔明はかの有名な羽扇を手に、くるりと体を反転させ、居並ぶ百戦錬磨の武官、文官たちに向かい、迅速且つ的確に采配を奮い始めた。そう、私の心の中には、孔明のような名軍師の他にも、有能な武官文官がキラ星の如くなのである。

孔明「では、始めるといたそう。関羽、張飛、趙雲、馬超、黄忠」

五名「はっ!」

孔明「その方たちは猫側の城門を堅く閉じて、猫が攻めて来ようとも一切相手にせず、また、その全ての報告も我が君にではなく、私にせよ。この件について、我が君は今後一切関与されないということを各々肝に命じられよ」

五名「はっ!」

孔明「姜維、祝融、呉懿、張嶷」

四名「はっ!」

孔明「その方たちは、猫側以外の門を全て開き、そこから来られる愛読者の方々を丁重にお迎えして差し上げよ」

四名「はっ!」

孔明「法正」

法正「はっ!」

孔明「その方は早馬を跳ばし、管理人様の元へ行き、猫の執拗な乱痴気による当ブログの品位危急の折りには、早急にご協力いただけるよう、頭を低うして請願してしてまいれ」

法正「はっ!」

孔明「馬良」

馬良「はっ!」

孔明「その方は、たった今、我が君がしたためられたこの謝状をモノノケ殿に届け、この度のご支援に対し深く感謝の意を述べるとともに、あとはこちらで首尾よく対処するがゆえご心配はご無用であると、丁重にお伝えしてまいれ」

馬良「はっ!」

孔明「それから…更家」

更家「はっ!」

孔明「そちは死刑!」

更家「はっ!」

孔明「以上である。皆の者、心してかかられよ」

一同「ははーっ!」

一憩「して、孔明。最後のは一体何じゃ?」

孔明「更家…でございますか?いや、なんとなくでございます」

―かくして、当ブログは、今後猫からのコメントに対して一切返信しないという方針で、さらなる存続と繁栄を期したのであります。

《終劇》


心の孔明現る

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こんなこともあろうかと、私は私の心の中にちゃんと、心の軍師を迎え入れてあるのである。まさに、備えあればなんとやらである。

―ここは心の中の、赤と金を基調とした宮殿。

一憩「孔明を呼べ」

孔明「お呼びですか?我が君」

一憩「おぅ。わしは今、あることで頭を悩ましておってな」

孔明「猫…でございますな?」

一憩「お見通しか…。さすがじゃ。そう、猫…。彼奴は黄巾賊よりタチが悪い。かといって、わしはもう、彼奴がごとき愚鈍猫に声を荒げて怒りを露にするのも面倒くさい。孔明、わしはどうすれば良い?」

孔明「策は三つございます」

一憩「ほう、三つとな?では、聞かせてみぃ」

孔明「第一の策は、我が君自らコメント欄へお出ましになって、モノノケ殿の加勢をするというものです」

一憩「しかしそれは端から見ていてあまりに滑稽ではないか?」

孔明「はい。極めて滑稽です。猫のいる場所へ我が君が降りて行かれる恰好となり、我が君の威信に傷を付けかねませんし、また、当ブログの品位にも関わってまいります。したがって、これは下策と言えます。我が君がコメント欄へ直接お出ましになるのは、あくまで平和的且つ建設的な意味合いであるべきです」

一憩「では、第二の策は?」

孔明「第二は、当ブログの管理人様にご協力を仰いで、猫のコメントを一掃してしまうというものです」

一憩「しかしそれではあまりに力業が過ぎぬか?」

孔明「その通りです。管理人様にご協力を仰ぐのは、あくまで最終手段であるべきです。それに、他の愛読者の方々からの猫排斥運動の高まりがない中でこれをやってしまいますと、当ブログの敷居的なものが軽率に高くなってしまう恐れがあります。したがってこれは中策と言えましょう」

一憩「ということはつまり、第三の策がそちの推す策―上策というわけじゃな?」

孔明「はい」

一憩「面白い。申してみぃ」

孔明「わたくしの推す第三の策―上策は、金輪際、猫からのコメントへは返信しないというものです」

一憩「しかし、そんなことで懲りる猫であろうか?」

孔明「いえ、懲りないでしょう。が、無視し続けるのです。我が君はこれまでに二度、猫を許されました。しかしながら猫は、我が君に許されるたびに、許されるほどに付け上がってきて…という状況があり、この状況を当ブログの愛読者の方々の多くはよくご存知のはずですから、我が君がここに及んで猫を無視なさっても、誰も異論を唱えますまい」

一憩「しかし孔明。わしが無視しておるにも関わらず、くだらぬコメントを連発されたらどうするのじゃ?それはそれで見苦しいであろう」

孔明「もしそうなったら、その時こそ、管理人様にご協力を仰げばよいのです。話の流れが流れでございますれば、管理人様はもちろんのこと、愛読者の方々も必ずや納得されるでしょう」

一憩「なるほど」

孔明「猫のコメントを不快だと思っておるのは、我が君お一人だけではないはずです。愛読者の方々の中にもきっと「こいつ気持ち悪っ!」とお思いの方がおられるはずなのです。そのような者を、いかに猫だからとは申せ、いつまでも野放しにしておいてよろしいのでございましょうか?癌は一刻も早く取り除かねばなりません。方々に転移し、全体が崩壊してからでは手遅れなのです。我が君、賢明なる愛読者の方々の為にも、何卒ご決断ください」

一憩「わかった。わしは決断した。孔明、よきに計らえ」

孔明「はっ!」

―かくして、当ブログの危機回避の全権は、我が心の軍師、諸葛孔明の両肩に委ねられたのであった。

次回、『心の孔明舞う』に続く。


親父の軌跡

私はこう見えて、親父なのであります。私と同じ眉毛の形をしておる割には、中々可愛い娘がおるのでございます。
私と彼女が離ればなれになったのは、彼女が3才の時でございましたが、来年の頭には、彼女はいっちょまえに5才になります。
2年―これが大人であれば、例えば73歳と75歳の間の2歳差はあってないようなものであり、見た目的にも何がどう違うのかさっぱりわかりませんが、幼児期に於ける2年の差というのは凄まじくて、一目瞭然でございますから、彼女も相当大きくなっておることだろうと思います。

いつ再会できるのか―それは私にもわかりません。でも、おそらく、かなり先のことだろうと思います。正直、私自身、今は会えない、会いたくないと思っております。今会ったら、取り乱して、白痴のようになって、突然、踊ったことのないフラメンコをプロよりも上手く踊りだしたりしかねないからです。そんなもんです。

ところで、私は別に、お涙頂戴な話をしたいわけではございません。そうではなくて、この度のブログ復帰の理由が、前述の友人からのメール以外に実はもう一つあって、これについて、飄々と語ってみたいと思っておるわけです。

要するに私は、このブログって、『親父の軌跡』だなと思ったわけです。数年後、我が娘がこのブログを読むわけです。残念ながら記憶にない親父の像―親父の考え方、生き方を掴む上で、これ以上の資料がございましょうか?だって、このブログは、彼女の親父自身が、親父特有の言葉で、嘘偽りなく、赤裸々に書いている文章の束なんですから。で、彼女は彼女なりに色々と思うわけです。デューク更家について詳しく調べたりしよるわけです。だから、私としては、極力赤裸々に嘘偽りなく書く必要があるし、中途半端に断筆などすべきではないと、こう考えたわけです。

もし彼女が、このブログを読んで「うわっ!アタシの親父ってめちゃくちゃアホやん!」と思ったとしたら、それはそれでいいんです。「アタシがアホなんって親父のせいやったんや。このクソDNA!」などと、私の娘らしく自分勝手に都合よく解釈して、前向きに生きていってくれりゃそれでいいんですから。

とにかく、もし―もし、数日後、数年後、ある狂人が車を運転していて、目の前に人の姿を認めて、「こいつ豪快に轢いてこましたろかしらん」などとよからぬことを考えて、その「こいつ」が私だった場合にですね、娘はこのブログによって、自分の親父がどんな人間であったかを知れるわけです。

少なくとも、「偉大な親父」とは思わないでしょう。思わせられるものなら思わせたいけど、思わせられないでしょう。

そういえば以前、『徹子の部屋』に村上ショージが出演した際、徹子に「本日のゲストは「スベり芸」なるものを発明された村上ショージさんです」と紹介されたショージがこう言ってました。「いやいやいやいや、ウケれるもんならウケたいし、スベらんで済むんならスベりたくないんですけどね」と。同じようなもんです。

だから頑張って…いや、別に大して頑張らへんけれども、でも、ま、ある程度頑張って、書き続けていかねばなあと思っております。


馬鹿なのですか?

その質問、若干イラッとしますが、お答えいたします。
そうです。私は馬鹿です。それも、かなりの馬鹿です。俗に言う末期馬鹿であり、言うなればマッキー馬鹿です。しかしながら私は、「自分は馬鹿じゃない」と思っていて、周りにもそう思わせようと苦心している馬鹿よりは馬鹿ではないと自負しております。

純正にして真正なる馬鹿の定義は、「自分は馬鹿じゃない」と思っているということだと思っております。