アコースティックパンク虹橋

昨日、伊丹の空にいまだかつて見たことがない立派な虹橋が架かった。「これはなかなかお目にかかれん!」いっぱい写真を撮って、「なんかええことあるんとちゃうか?」とDABADAに行ったら、虹橋ばりにお目にかかれないユニットが偶然に誕生した。

バーカーズのバルタンさんがギター。ツキサケの斎藤さんがカホン。ヴォーカル&タンバリンが俺。『マネー』と『ジョニー・B・グッド』を演った。

アコースティック・パンク。

バルタンさんが連れてきた大勢のお客さんもノリノリだった。『マネー』で、俺が「金くれ!」と叫び出したら、バルタンさんも「金くれ!」と叫び出して、お客さんも「金くれ!」と叫び出した。

ステージを降りてバルタンさんとハグ。「また一緒にやろう!」と口を揃えて言ったが、「これはリハーサルとかしたらアカンやつや」というのは、バルタンさんも俺も同じ考えだと思う。

チャック・ベリーは行く先々で現地のアマチュアミュージシャンを集めてライブをした。そして、リハーサルをしなかった。その意味がちょっとわかった。


怜士、ロックンロール・ウェザー誌の特別インタビューに答える

Q 先日のライブ、お疲れ様でした。会場は大入。非常に盛り上がりましたね。

A 盛り上がったね。「ロッケンロー!」の掛け声を数え切れないくらい聞いたよ。本当に嬉しかった。

Q バラードの後にも掛け声が飛んでました(笑)

A 「ロッケンロー!」ってのは言うなれば「ブラボー!」だからね。バラードの後でも全然構わないんだよ。

Q 全曲新曲。初の試みでしたが、実際にやってみていかがでしたか?

A 実を言うと、ライブまでの数ヶ月間、本当にしんどかった。曲作りについては「短期間のうちに連続して作ったら似たような曲ばかりになるんじゃないか?」っていう不安があったし、曲って、ライブでやって初めて馴染んでくるものなんだけど、事前に一度もライブでやらずにいきなり当日を迎えるんだから不安で仕方なかった。万が一、下手を打つようなことにでもなればソングライターとして疑われることになるだろうし…おかげで毎日のように目はショボショボするし、寝ても寝ても身体はだるいし…自分で自分に課したプレッシャーではあったけど、思いのほか重くて大変だったよ。その分、大成功に終わって、その達成感といったらないけどね。

Q 新曲8曲のうち『先見の明』をセットリストから外されたのは何故ですか?

A 理由は二つある。一つはリハーサルの時、スタジオに迎えたゲストと一緒にやったバージョンが素晴らしくて、そのイメージが頭から離れなかったから。もう一つは自分の中で『アイボリー』と『先見の明』は二者択一だというのがあったから。両方やるとライブ全体がソフトになり過ぎる。でも、『アイボリー』を外すわけにはいかなかった。曲順的に『口車に乗って』の次は絶対『アイボリー』なんだ。だから『先見の明』をはずしたんだよ。

Q その二者択一を可能にしたのが、怜士さんの中で「締め切りギリギリ」のタイミングで誕生した『waterfall』だったわけですね?

A その通り。あの曲には本当に救われたよ。あの曲がライブ全体に緊張感を与えてくれた。あの曲の「怒」が『赤い雨』の「哀」や『orange』の「楽」を支えてくれたんだよ。「ミュージシャン受けする」という点では今回作った曲の中では群を抜いてるし、今後のライブには欠かせないナンバーだね。

Q 『orange』ひときわ盛り上がりました。

A 凄かったね。さすがはシングル。これでようやく『果物をてんこ盛った巨大なケーキ』を休ませることができる。『果物を〜』と『orange』は貴重な中継ぎ投手だ。ライブの中盤に欠かせない大きな戦力だよ。

Q さて、来月8月30日には怜士さんにとって非常に重要なポイントであるバニーマツモロさんとのツーマンライブが控えているわけですが、これに向けても今回、全曲新曲ライブのために書かれた8曲は大きな戦力になりそうですね。

A 本当にね。頼もしい限りだよ。

Q バニーさんはどういった攻め方をしてくると見ておられますか?

A わからない。俺とは違って、エレキとアコギを使い分けるし、セットリスト的にもハイだったりローだったりの切り替えができる人だからね。真っ向から来るかもしれないし、かわしてくるかもしれない。っていうか、俺は別にバニーさんと闘いたいわけじゃないんだよ。バニーさんとはもう十分闘った。俺が言う「闘い」の意味を初めて理解してくれた人でもあるしね。他の人は怪訝な顔をするばかりだったけど、バニーさんだけはいつも笑顔で受けて立ってくれたんだよ。で、一つ上の段階に進んだんだ。お互いに持ち味を発揮して、全力を尽くして、一緒に素晴らしくロックな時間、空間を作るというね。そういった意味では「公開共作」なんだよ。

Q 怜士さんにとって初の1時間ライブ。とはいえ、1時間の持ち時間に対して、持ち曲は50を超えています。セットリストはどのようなものになりそうですか?

A バンド時代の曲とソロになってからの曲を半分ずつ。とりあえず15曲選ぼうと思ってる。俺がやりたい曲を選ぶのはもちろんなんだけど、今回はそれ以上に周りからの評価を念頭に置いて選ぼうと思ってる。みんなに喜んでもらえるような選曲を心掛けるよ。

Q ということは『青空』を演奏される可能性は高いと見て良いのでしょうか?

A さあね。あれが本当にそんなに人気があるのか、実のところわからないし、今はただ、数ある曲の中の一つに過ぎない。確かに昔は特別人気があった。だから可能性はある。でも今や、過去の実績だけでセットリストを勝ち取れるほど甘くないんだよ。競争は実に熾烈なんだ。

Q リクエストを募ってみてはいかがですか?

A 無駄だよ。どうせ誰も何も言わないに決まってるんだから。思ってても言わないし言えない。それが日本人。それこそ『雫』の歌詞じゃないけど、「何か言ってくれ/卑怯じゃないか/黙り込むなんて」だ。

Q (笑)今、怜士さんは全曲新曲ライブとツーマンライブの狭間におられるわけですが、現在の心境を一言で表すとすれば?

A 「無敵」だな。


全曲新曲ライブを振り返る

<セットリスト>1.口車に乗って 2.アイボリー 3.waterfall 4.赤い雨 5.orange 6.香しき日々 7.雫

全曲新曲ライブが終わった。良いライブになったと思う。ライブ後に受けたお客さん、演者さんからのコメントによれば、一番反響が大きかったのは「orange」で、その次が「waterfall」。でも、ステージ上から見ていて感じるものが一番大きかったのは「赤い雨」。良い意味で、すごく良い意味で、お客さんの顔から笑顔が消えていた。話し声も一切しなかった。深く聴き入ってくれているのを感じた。ま、名曲なのはわかってたけどね。

いつも観に来てくれる幼馴染みが「仕事のストレスが吹っ飛んだ」と言ってくれたので、「ロックやってる人間としてそれ以上に嬉しい言葉はないよ」と返した。

バニーさんが観に来てくれた。俺の目を見て黙って何度も頷いて「今度のツーマン、完全にボクを潰しにかかってるやろ」と言って不敵に笑った。

バレた?(笑)


ロックンロール・ウェザー誌8月号(巻頭インタビュー/和田怜士)

実は結構寂しかったりするんだよ(笑)

Q いよいよ明日に迫ったライブですが、予告されていた通り全曲新曲で行われるのですか?

A うん。途中、ちょっと迷ったんだけど、想定外に「waterfall」っていう曲ができて、それまでに完成していた7曲の中から1曲削って順番を入れ替えたらいい感じになったんで、「よし!これでいこう!」と。

Q 今回組まれたセットリストにこれまでになかった特色のようなものはありますか?

A 後半がヘビーだということかな。これまでは後半、特にラストに突き抜けるような曲を持ってくることが多かったんだけど、今回は良い意味で後味の悪い、重い感じに仕上がってると思う。

Q リハーサルは順調に進みましたか?

A うん。たまにスタジオにゲストを迎えたりなんかしてね。誰かと一緒に音楽やるのは久しぶりだったし、スタジオで人と話をすること自体が刺激的で楽しいことだったよ。いつも誰とも口をきかずに黙々とやってるからね。それって実は結構寂しかったりするんだよ(笑)

Q その寂しさからまたバンドをやりたいと思われることはないんですか?

A ない…とは言えない。いつも言うように「サポートバンドを従えて」というのならやってみたい。主役がハッキリしているのなら…つまり、俺を主役に立てて、脇を固めることに徹して、それを楽しんでくれるというのならバンドもアリだなと思う。でもそうじゃなくて、メンバー全員に平等に発言権があって、全員で一つの名前、バンド名、看板を背負ってやるバンドとなるともう全く興味がない。もし、また誰かと一緒に同じ看板を背負って音楽やるのなら、バンドではなく、何か別の形でやりたいね。

原点回帰的な、ささやかなサプライズを用意してるよ

Q 明日のライブに向けて配信を開始されたPV「orange 」を拝見しましたが、これまでになくポップでキャッチーな楽曲ですね。

A 痛快だろ?こういったタイプの曲は「果物をてんこ盛った巨大なケーキ」以来だ。あれで味をしめたんだ(笑)曲を理解しようとする必要がない。聴いたまま、そのままを受け止めればいいんだから。誰かに突然紙を渡されて、そこにデカく「好き」って書いてあったら、それはもうそういうことだろ?深読みする馬鹿はいない。深読みのしようがないんだから。っていうか、わざわざ紙に書かずに面と向かって言えよ!というね(笑)シングルにこの曲を選んだのはつまり、そういうことだよ。

Q 映像については何かありますか?

A あえて編集に失敗したものを選んだんだ。冒頭の「orange 」の文字が右にズレてるだろ?拡大したらズレちゃったんだ(笑)でも俺はそれが気に入ってね。失敗=美味しい。この考え方を俺は「ビートルシンキング」って呼んでる。ビートルズに教わった考え方だからね。

Q さて、いよいよ明日ですが、「全曲新曲」の他にも何か新たな試みをされる予定はありますか?

A 「MC」ってほどじゃないけど、少しだけ喋ろうとは思ってる。ライブの流れを崩さない程度に本当に少しだけ。それからもう一つ、原点回帰的な、ささやかなサプライズを用意してるよ。それはまあ、来てのお楽しみだね。

Q それでは最後に、明日ライブを観に来られる方々にメッセージをお願いします。

A 心に、頭に、何かモヤモヤしたものを抱えている人がいたら、そういう人たちにこそ観に来てもらいたい。俺にそのモヤモヤを破壊する手助けをさせて欲しい。俺にできるのはあくまで手助けだけ。実際に破壊するのは君。どうやって破壊するのかって?俺に向かって「ロッケンロー!!」って叫ぶ。それだけ。それだけのことで随分楽になるはずだよ。え?恥ずかしくてできない?じゃ、仕方ない。一生モヤモヤしてるんだな!


THE MONSTER SENIORS

僅か4年とはいえ、介護士をしていた俺の老人観は人よりちょっと歪んでいる。人として終わっている老人を山ほど見てしまったから、老人だからといって特別な見方をしようという意識がない。あくまで「人としてどうか」を見る。年長者だというだけの理由で敬意を払うつもりはない。冗談じゃない。年上でもアホはアホ。老人でもアホはアホ。その代わり、年下であっても尊敬に値する奴にはちゃんと敬意を払おうと常日頃心掛けている。

伊丹でバスに乗ると、大抵、俺以外全員老人。乗った時点で老人だらけ。そこへまた次々に老人が乗り込んでくる。「お年寄りには席を譲りましょう」わかっている。譲るようにしている。でも、それをやってると座れない。全っ然座れない。俺だってたまにすごく疲れてる時とかあるのに座れない。タダで乗ってる奴が座って、お金払って乗ってる奴が立っている。お金払って乗ってる奴が座ったらタダで乗ってる奴らの白い目に晒される。

おかしくないか?

老人のマナー違反も甚だしい。わけのわからないタイミングで自分勝手に「降ります!」などと叫ぶ。車内アナウンスで「運転中の席の移動はご遠慮下さい」と言ってるのに、お前らの為に言ってるのに、知り合いを見つけてはヨロヨロヨロヨロ席を移動する。携帯片手にでかい声で喋っている。一番酷かったのは蝉を持って乗り込んできたババア。狭いバスの中で蝉が鳴き散らかして想像を絶するやかましさだった。頼むから死んでくれと思った。

バスの運転手は老人が乗り込んでくると、転倒防止の為、その老人が席につくか吊り革につかまるかするまで発車せずにじっと待っている。これを各駅で繰り返すとダイヤが乱れる。どうしても遅れる。で、途中で人相の悪い中年のオヤジが乗り込んできて、運転手に「どんだけ待たせんねんボケ!」と喚き散らす。運転手は込み上げてくるものを噛み殺してひたすらに謝る。いたたまれない。あのオヤジも死ねばよろしい。そして、何の面識もない蝉のババアと同じ墓に入ればよろしい。

少子高齢化。子供や若者よりも老人の方が圧倒的に多い。比率が完全に逆転していて、今や社会的弱者って本当は若者の方なんじゃないか?とすら思うのだが、世の中は相も変わらず盲目的に老人を敬うことを強いる。こういうのを「形骸化」って言うんじゃないのか?実際には意味をなさない考え方が幅をきかせている。百歩譲ってこれまで通り老人を敬うにしても、これからは老人も若者を敬わねばならんのではないか?

挨拶をしても返事をしない老人が掃いて捨てるほどいる。人に何か手助けをしてもらっても「当然だ」とでも言いたげな顔をして「ありがとう」を言わない老人が腐るほどいる。「最近の若いもんは」という言葉は大昔からあるけど、「最近の年寄りは」という言葉は聞いたことがない。でもこれからはちょいちょい耳にする言葉であるべきだ。でないと、老人の人格的な水準は下がり続ける一方で、そのうち本当に敬われなくなる。

今回、この記事を書くにあたって、モンスターペアレントならぬ「モンスターシニア」という言葉を思い付いた。新しい言葉を作ったつもりだったのだが、調べてみたら既に存在していた。

皮肉な事に「介護士の視点から生まれた言葉」とあった。


蝶になる!

ご存知の通り、俺は無類の蝶好きだ。最近、元気に飛び回っているのをよく見かける。嬉しい。で、考える。蝶は芋虫の時、自分が蝶になることを知っているんだろうか。それとも、ある日突然蝶になって驚くんだろうか。もしくは、いつか蝶になれると信じているんだろうか。自分の将来について、「信じている」のと「知っている」のとでは意味が大きく違ってくる。

昔読んだ本の中に「本当に夢を叶えたければ、夢が叶うことを「信じている」とは言わずに、夢が叶うことを「知っている」と言いなさい」というのがあった。天才の上に鬼才があるように、夢の叶え方については「信じている」の上に「知っている」があるらしい。

芋虫として生きるのはさぞかし不自由で窮屈なことだろうと思う。もし芋虫が蝶という目標を知らずに一生芋虫として生きていかねばならないと考えていたとしたら…。蝶は高嶺の花で、自分のような醜い者には縁もゆかりもない別次元を生きる生き物だと考えていたとしたら…。それでも前向きに頑張って生きて、葉っぱ食って食って食って、ある日突然蝶になっていて「万歳!」となれば良いが、不自由で窮屈な毎日に終わりが見えず絶望するようなことになれば、そこら中に自害した芋虫の亡骸が転がることになるのではないかと思う。つまり、芋虫が芋虫を頑張れるのは蝶になるという目標があるからで、人間が人間を頑張れるのはなりたい自分になるという夢があるからだと思う。

自分の将来が最も望ましい形で訪れるのを「知っている」というのはそれこそ鬼才の発想。選ばれた人にしかできないのかもしれないし、選ばれている時点で「叶える」という言葉に違和感を感じる。我々のような普通の人間、頑張って天才止まりの人間にしてみれば夢はあくまで叶えるもの。叶えるものである以上は信じないといけないし信じるしかない。夢が現実になることを知っているわけでもなく、夢らしい夢がなくても前向きに生きていけるほどタフでもない人間はとにかく信じるしかない。他に選択肢はない。でも、信じる気持ちさえあれば、少なくとも自殺なんてことは考えずに済むように思う。

たまに蝶が嫌いだと言う人がいて、その理由が「胴体の部分が気持ち悪い」だったりするけど、あの胴体はいわば芋虫時代の名残。あれがあるから蝶は不自由とは何か、窮屈とは何かということを片時も忘れずにいられて、自由に飛び回ることの有り難みを切実に噛み締め続けることができるのではなかろうか。大体、胴体がなくて羽根だけがあるという生き物がいたらそれこそ気持ち悪いだろう。蝶も人間も、納得のいかない自分を経ずして納得のいく自分にはなれない。そして、変身を遂げた後もどこかに必ず苦労した「下積み時代」の名残が残って、だからこそ美しい。生まれた時から蝶。生まれた時から理想的な自分。そんなのはあり得ないし、いたら相当気持ち悪い。そういう意味では「知っている」というのも、なんだかちょっと気持ち悪い。

信じているからこそ努力する。知っていたら努力なんてするか?俺だったらしないな。それはたぶん芋虫も同じ。っていうか、そういえば俺自身が芋虫だ。思えば随分長いこと芋虫やってる。だから、そう、『芋虫は蝶になることを知ってるんじゃなくて信じている』これが結論だ。答えだ。俺が言うんだから間違いない。

芋虫が言うんだから間違いない。


いずれもSURFBLUE

嫌いなものは嫌い。好きなものは好き。

昨日は久々の単独行動。一人、梅田ハードレインへ行き、バニーさんのライブを観てきた。

あっという間の40分だった。

歌詞の中に「誰が見ても灰色の海」というのがあって、やっぱり俺と同じものを持っている人だと思った。この一節の中に日常的な怒りの蓄積と強烈な皮肉があるのを感じた。

わかる?

8月のツーマンライブ。バニーさんと一つだけ決め事をした。それは、共作曲「SURFBLUE」をお互いにお互いのやり方でやるということ。一緒にやるんじゃなくて別々に、それぞれのアレンジでやる。「いかに違うかを楽しもう、楽しんでもらおう」と。

俺は俺のSURFBLUEの方が良いと思っている。

バニーさんはバニーさんのSURFBLUEの方が良いと思っている。

乞うご期待。


先行リリース

本日より、伊丹のスタジオ「とらいする」で、新しいライブ盤『DABADA TV SHOW』の販売を開始した。8月末までの期間限定で¥500。先行リリースだ。

ライブ会場等で直接俺に声を掛けてもらえれば無料で手に入る非売品をなぜ売ることにしたのかというと、スタジオで手に入れる分には直接俺に声を掛けるという勇気を必要としないから。

面識のない人、それも音楽やってる人、とりわけロックやってる人に声を掛けるってものすごく勇気のいることだと思う。その勇気を買って普段は無料にしてるけど、その勇気がいらないのなら勇気の代わりにお金を頂くよ。と、ただそれだけのこと。

それから、本当は最低でも¥1500で売りたいところをなぜ¥500にしているのかというと、俺に直接声を掛ける勇気はいらないまでも、わざわざスタジオまで買いに来るという心意気に感謝したいし敬意を払いたいから。

店長のはからいでベストポジション、フロントの真横に置いてもらった。俺としてはとにかく自分の音楽を聴いてもらえればそれでいいから、ベストポジションを与えてもらった代わりに、アルバムが売れたらその売り上げは全部お店のものになるようにした。

予告通り10枚しか作ってない。そして、既に数枚は予約してくれた人たちの手に渡った。そこへもってきてスタジオで数枚販売する。だから、ライブ当日はごくごく僅かしかない。

スタジオ、月曜と火曜は休みだから気をつけてね。

一人でも多くの人が手に入れてくれることを切に祈ります。


快心の失敗作

最初一瞬「おっ!」と思う。でもそこからの失速感がハンパなくて、「おっ!」を通り過ぎたらあとはもう飲み込むまで徹底的に無味。

阪神の助っ人外国人が得意とする「打った瞬間「おっ!」と思わせるけど結局はグズグズの内野フライ」。あれ!あれの味覚版!

後味も悪いし最低だ♡