口に手を突っ込んで
喉に指を捩じ込んで
酒に爛れた赤黒い言葉が
朽ちた床の上に音もなく落ちる
気焔を吐こうとして
血を吐き続けた
老いた詩人の魂が見放したもの
見放したのではなく
見放されたことに気付いた時
秩序をくれ!と叫んで
妻の面影
ロッキングチェアに哭き崩れた
情熱の枯渇
忘れ去られた獣道
才能の葬儀
庭先にカラス
炭化した夢
粉々に砕け散って
時計が止まる
口に手を突っ込んで
喉に指を捩じ込んで
酒に爛れた赤黒い言葉が
朽ちた床の上に音もなく落ちる
気焔を吐こうとして
血を吐き続けた
老いた詩人の魂が見放したもの
見放したのではなく
見放されたことに気付いた時
秩序をくれ!と叫んで
妻の面影
ロッキングチェアに哭き崩れた
情熱の枯渇
忘れ去られた獣道
才能の葬儀
庭先にカラス
炭化した夢
粉々に砕け散って
時計が止まる