知性の表れ方

〈男の場合〉男の知性を見抜く鍵は「プライド」でございます。ありとあらゆることについていちいち些細なプライドを持ち、これを執拗に押し出してくる男に知性はございません。オカマです。下等動物です。したがって、知性を前面に押し出してくる男にも、知性はございません。知性を前面に押し出すというのは、プライドを前面に押し出しているということに他なりません。馬鹿を演じられる男、もっと言えば、演じ切れる男にこそ知性はございます。お笑い芸人がめちゃくちゃ知的に見えるのは、こういった理由からだと思われます。

〈女の場合〉女の知性を見抜く鍵は「笑い」でございましょう。女という生き物は、基本的に、面白くありません。女は男ほど、社会生活を営む上で、笑いのセンスを必要としませんから、センスがないということにそもそも危機感がなく、センスを磨くということにもほとんど必要性を感じていないようです。にも関わらず、たまに、ごくごくたまに、めちゃくちゃ面白い女がいます。これはもう、はっきり言って、知性の塊に見えます。頭の回転の速さを感じます。女が、笑いのセンスを持っていて、また、それを遺憾なく発揮している姿というのは、美しいです。笑いでプライドを覆い隠そうとしているところに、品あるプライドを感じます。私は、笑いというものは、女性にとって、美しさの対極にあるものではなく、美しさを加速させるものであると考えます。

〈結論〉要するに、知性を感じさせる人間というのは、男女を問わず、極めて稀だということです。ほとんど馬鹿です。特に、ロックンロールバンドで歌うたっちゃってるような奴は。


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