死体遊戯

あの男は、来る日も来る日も嫌味な言葉を浴びせかけている。あの女は、完無視をきめ込んで、目さえ合わせようとしない。

端から見ていると面白い。

あの男が嫌味な言葉を浴びせかけているのも、あの女が完無視をきめ込んでいるのも、物言わぬ死体に対してだからだ。

私は、ずっと生きているわけではない。


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