我が師匠

今日、TVに、我が師匠が出ていた。 どんだけカッコええねん!と思った。 毒と知性と優しさと―あの人は本当に、色気の塊だ。 あの人と呑んで、語り合うまでは、死ねないよ。 TVであの人を観ている時の私は、気持ち悪い話、完全に...

挿話『象牙の印鑑』

僕が今、一番欲しいもの―それが、象牙の印鑑なのです。 あれはちょうど半年前のことでした。僕は、通勤途中にある質屋のショーウィンドウの中に、あの象牙の印鑑を見掛けて、一瞬にして心を奪われてしまったのです。それからというもの...

ノックは無用

祭りがずっと続いているような、何かが出たり入ったり灯ったり消えたり回ったりをずっと繰り返しているような、刺激と興奮に事欠かない目まぐるしい生活を「我が日常!」と声高に呼べたら、どんなに素晴らしいだろう。 停滞した水に泥が...