フェイドアウトからのフェイドイン

前回のライヴ以降、新曲を作る時以外は全くギターを弾いていない。今、俺がまともに弾ける曲は新曲だけだと思う。いや、新曲だって、新曲だけに、怪しい。

でも、これが俺のいつものやり方。ライヴで自分の音楽にガッツリ接近した後はガッツリ離れる。自分の中からライヴの感覚が抜け切って、ギターの弾き方すら忘れて、ゼロになるまで近づかない。そうして、ゼロになる頃には次のライヴが射程距離に入ってくるから、そのタイミングで重い腰を上げて、ギターに「久しぶり!」と一声かけて、新鮮な気持ちで自分の音楽に向き合う。すると、一度気持ちをリセットした分、自分の音楽が客観的に、クリアに見えて、自分でも思いもよらないアレンジが閃いたりなんかして、そのアレンジを施して生まれ変わった曲を次のライヴで自分の起爆剤としてセットリストに加える。これまでずっと、この流れを大事にしてきた。昨今の阪神タイガースじゃないけど、「(曲を)育てながら、(ライヴで)勝つ」というのを大事にしてる。

次のライヴまで一カ月を切った。自分の中のバロメーターも今日明日あたりで確実にゼロになる。先月、今月と素晴らしいライヴを立て続けに観て良い刺激を受けたし、新曲も出来たし、過去の曲でちょっと手を加えたら大化けしたのが一つあるし、ぼちぼち腰を上げると致しましょう。

戦闘準備開始。


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