優しいもの

今、『香しき日々』の歌詞に少しずつ手を加えている。少し飾り付けを…といったところ。作詞って、ベースを作るのはものすごくしんどいけど、ベースが出来た後の見直しと手直しは楽しい。一言二言変えるだけで曲全体が大きく変わるのを感じて、あからさまに良くなっていくから楽しい。好きな人の為にアクセサリーを選んでいるような感じ。

ところで、職場にピアノがある。俺にはあまり縁のない場所にあって、立ち入ることは滅多にないんだけど、ピアノがキーワードになっている『香しき日々』に合う言葉を考えていたら、まさに考えている時に、このピアノが置いてある部屋に呼び出された。

ピアノ。全く弾けないけど、椅子に座ってみたら何か感じるものがあった。優しい人の側にいる時の安堵感というか何というか…楽器ってどれも綺麗で神秘的だと思うけど、ピアノはでかいから犬で言うところのセントバーナード的な包容力を感じる。

曲を作っていると、たまにこうやって、不思議な事が起こる。そして、不思議な事が起こるたびに、「その曲は是が非でも完成させなさい」という声が聞こえたような気がして、声の主からヒントをもらえるような気がして、実際もらえて、素晴らしい曲になる。

 

 

 


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