家庭裁判所…か。
俺は「出頭」するのか?
まるで犯罪者だな。気分は完全に犯罪者だ。
ひとつのものを、ふたりの大人が、一緒になって壊したのに、片や犯罪者で、片や被害者か?
おかしいだろう…。
ま、そんなくだらない話は置いといて、それにしても暑いな…。伊丹最北端は連日の猛暑です。皆さんの住んでおられる所もやっぱり暑いですか?
私は四季の中で、夏が一番嫌いです。でも、夏にも「取り柄」はございましてね。まず、やはり何と言ってもビールが旨いでしょ?ま、ビールが旨いのはなにも夏に限った話ではございませんが、冬にビアガーデンはやっておりませんからね。
しかしまあ、あのビアガーデンってのは、本当に、最高でございますな。私にとって、「ビアガーデン」と言えばやはり、梅田の阪急ホテルの屋上でやってるビアガーデンでございましてね。¥3500で食い放題飲み放題、提灯がいくつもいくつもぶら下がっておりましてね。ブラボー夏!なんてことを思うわけですよ。閉店時間が迫ると、尾崎紀世彦の「また逢う日まで」がエンドレスで流れましてね。3回くらい聞いたあたりから徐々に紀世彦が憎たらしくなってまいりましてね。5回目に突入した頃にはもう、店内の雰囲気が完全に「憎悪」になっておりまして、しまいには、「うるさいよ馬鹿野郎!」みたいなことを思ったりなんかして…ああ、今年も絶対行くけんね。
あと、夏の「取り柄」、醍醐味と言えばやはり、盆踊り大会でございますね。伊丹最北端は、盆踊り大会がそこら中で催されるんですよ。今日はあすこの公園、明日はあすこの神社、明後日はあすこの小学校―といった塩梅で、あらゆる方角から太鼓の音が聞こえてくるんです。
伊丹最北端で、「太鼓」と言えば、昔から、「坂上さん」です。坂上さんを語らずして、伊丹最北端の太鼓は語れない。坂上さんは、伊丹最北端の盆踊り大会には欠くことのできない、太鼓叩きの頭領でございましてね。弟子を数多く従えておるのですが、やはり、坂上さんの太鼓は一味も二味も違う。パワーが違う、テクニックが違う、揉み上げの長さが違う。そりゃもう凄いドラマーなんでございますよ。
夏の伊丹最北端は、「観光地」として全国に売り出しても恥ずかしくないと思いますよ。特に、竹藪に覆われた「天日神社」で催される盆踊り大会はミステリアスで最高です。竹藪が落とす影と、そこにぼんやりと浮かぶ提灯の灯りのコントラストがとても美しいのです。皆さんも一度お越しになってはいかが?
さて、今年の夏、私は生まれて初めて、京都の「川床」で酒を飲もうと思っております。何を隠そう、元リプライズのドラマー、ツージーは生粋の京都人でございましてね、もう既に、彼に案内役をお願いしてあるのです。楽しみったらありゃしない。
あと、今年の夏は、海にも行ってみたいと思っておりますよ。三宮から姫路方面に向かう電車に乗ると、進行方向左手にだあ〜っと海が広がっておりますよね。私は、あの辺でビール片手にただぼ〜っと海を眺めたいと思っております。海は泳ぐものではございませんよ。眺めて楽しむものでございます。はい。
というわけで、随分だらだらとした文章になってしまいましたが、これ、一応、暑中見舞いのつもりです。「暑い暑い」とばかり言っておっても埒があかんでしょう。「暑い暑い」と言えば言うほどに気温が下がるというものでもないでしょう。なら、楽しみをひとつでも多く拵えた方が賢明でしょう。ここはひとつ、夏を大いに楽しもうではありませんか。
カモン!サマー!
カモン!紀世彦!
カモン!坂上さん!
カモン!川床!
カモン!海!
嘉門達夫。