ガタガタ抜かしてる間はまだ救いようがある。
ヌメヌメ抜かしだしたら終わりだ。
ザ・ハイロウズの曲に「ガタガタゴー」という曲があるが、あれは「ガタガタ」だから「ゴー」できるのであって、「ヌメヌメ」だととてもじゃないが「ゴー」できないという語感。
ガタガタ抜かしてる間はまだ救いようがある。
ヌメヌメ抜かしだしたら終わりだ。
ザ・ハイロウズの曲に「ガタガタゴー」という曲があるが、あれは「ガタガタ」だから「ゴー」できるのであって、「ヌメヌメ」だととてもじゃないが「ゴー」できないという語感。
最近書いた記事だと、『Tax』が特に気に入っている。短い文章ながら我ながら、良く書けていると思う。でも、私が気に入っているということはつまり、一般的には、全っ然アカンのやろなあとも思っている。
―我が国に於いて、北野映画は全く客が入らない。
でも、少なくとも私は、「一般的」に属する人間ではないのだな?と思って、ひそかに胸を撫で下ろしつつ、次の休み、珍しく映画館へ足を運ぶ。
―我が国に於いて、北野映画は全く客が入らない。
日本人は本っ当にぬるいものが好きだねえ。
抹茶もお酒も熱かったらアカンらしい。
人肌が良いらしい。
寂しがりか。
次の休みには何としても、我が人生の師―北野武監督の最新作『アウトレイジ〜ビヨンド〜』を観に行こうと思っている。
作品の中に、最近の私の、言うに言えぬ息詰まる行き詰まり感について、何かしら答え的なものを見い出すことができれば、それはそれに越したことはないが、なにもそこまでいかなくとも、ただただ爆発的にスカッとさせてくれれば、本当に有難いと思っている。
「ガタガタ抜かしてんじゃねえよ馬鹿野郎!!」
今、TVCMで流れている、師匠のこのセリフと一瞬の映像だけで、魂を鷲掴みにされた。シビれた。「この人、どんだけカッコええねん…」と思って、溜め息が出た。
『BROTHER』の時、「ファッキンジャップくらいわかるよ馬鹿野郎!」に完全にやられたように。
あるポイントまで行けば、神様が何らかの出来事を用意してくれていて―というような発想はまったくもって面白くない。そのポイントの手前に於いては、一個の人間が何をどうあがいたところで何も起こらない―というのでは、絶望的に面白くない。
雲の上に、あらかじめ台本のようなものがあって、私はただ、雲の上にそんなものがあるということを知らんだけの話で、実は私も、ご多分に洩れず、その台本の上を歩かされておるだけ―というのだけは、何卒勘弁願いたい。
私の人生は私の人生なんだから、私の人生くらいは常に、何がどう転ぶにせよ、私発信によるものであってもらいたいものである。
自由は自由。しかしこの自由が考え物だ。曲者だ。麻薬みたいにズブズブズブズブ―どこかでやめないと。
拘束と呼ばれるものの全てが窮屈に繋がるわけじゃないし、自由も度を越せば窮屈に繋がる。
何事にも、バランスのとれた「真ん中」というものがあるはずなのだが、私のやり方はいつも極端で、ちょっと過激だから、なかなかその「真ん中」にありつけない。
私は、変な話、自分自身が楽しいと思うのかどうかということよりも、自分自身を客観的に見て、「こいつは楽しい野郎だ」と思えるのかどうかということに重点を置いて生きている。
だから、客観的に見ていて楽しくても、自分自身は全っ然楽しくない―という場合が多々ある。
私はきっと、残念ながら、キング・オブ・不思議ちゃんである。
従って、「やりたいこと」と、「やらねばならんこと」のバランスをとるというのが、私の、今年終盤戦の、最急務だ。でもこれって実は、私の非常に苦手とするところだ。だがしかし、ここんところのバランスを大きく崩して、崩れた状態のまま歩いた結果、大阪時代の私は一体どうなったのか。
「やりたいこと」の為に「やらねばならんこと」があるというのでなければ、いずれ、やらねばならんことの継続が困難になってくる。
―私のやりたいこと。
―私の欲しいもの。
思い出さんかいアホンダラ!気付かんかいアホンダラ!シャッとせんかいアホンダラ!
退くな!一歩も退くなアホンダラ!
仕事はシャカリキに頑張っているつもりである。しかしながら、仕事外が、あまりに不毛なのである。楽しくないのである。
最近、仕事外で、心から楽しかったことと言えば、大阪市立体育館へ、ノエル兄貴のライブを観に行った日のことである。
―あれは、5月26日(土)の出来事であった。
まだまだ死ぬわけにゃいかんが、もし明日死なねばならんとして、あの世に10枚だけCDを持っていけるのなら、この10枚だ。
数年前から、ほっとんど変わってないってのが凄い!
ジョンの魂/ジョン・レノン
ビィ・ヒア・ナウ/オアシス
メインストリートのならず者/ザ・ローリング・ストーンズ
原子爆弾解体新書/U2
噂/フリートウッド・マック
KID A/レディオヘッド
ヒット大全集/ティーンエイジ・ファンクラブ
イッキー・サンプ/ザ・ホワイト・ストライプス
ビートルズがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!/ザ・ビートルズ
ライブ+1/村八分
ね?だから言ったでしょ?俺はジャケ買いの天才だって。
一目見て、このジャケットにピンときた。裏ジャケにもピンときた。悪いはずがないと思った。KTタンストールの『ドラスティック・ファンタスティック』
聴けば聴くほど味の出る、デジタル臭皆無の渋いロックンロールアルバムである。メロディーも音もすごく良くて、中毒性がある。タンストール嬢はまだ若いのに、早くもロックンロール姐御の貫禄を備えた、ハスキーボイスの美人である。
1、2、4曲目が特にオススメであるが、アルバム全体を通して流れが良くて、捨て曲がない素晴らしいロックンロールアルバムである。
「ふ〜ん」じゃなくて買って聴け。たまには行動に移せ。運が良ければ、BOOK・OFFの¥250コーナーか¥500コーナーで売ってる。
250円くらい出せ。500円くらい出せ。貧乏か。