「let’s rock!」は魔法の言葉

私、思うに、我がバンドbutterflyに於いて、一番大人なのは一番年下のティムで、一番子供なのは一番年下ではない私である。

ティムは、非常に情熱的な奴だが、基本的には紳士的で落ち着いている。一方私は、やれ、これが好きだ。やれ、あれは嫌いだ。やれ、あんなのはゴミだ。やれ、ロックンロールしかないぜ。みたいなことばかり言っている。

私とティムが熱っぽく話し始めると、小松は通訳に追われ、剣吾くんは微笑を浮かべながら、全体の状況を見守っている。

最近、ティムから私へのメールが、「let’s rock!」というフレーズで締めくくられていることが多くなった。今日、届いたメールもやはり同じフレーズで締めくくられていた。

「あ、俺との関わり方が掴めてきよったな」と思って、笑ってしまった。


ヴォーカリスト宣言

ウ゛ォーカリストかぁ…いいなあ…マイク一本で勝負するんだな…言葉と声と感情と…やっぱウ゛ォーカリストだよな!

私はギターが下手である。本当に下手である。めちゃくちゃ下手なのだが、自分の弾くギターが決して嫌いではなかった。私より全然上手いけど、私より全然良くないギタリストを数多く見てきた。だから今回、ギターをティム&小松の凄腕コンビに任せて、自分はウ゛ォーカルに転向するということは、凄腕に任せるとは言え、私にとって一大決心と言えば一大決心であった。

しかしながら、気合の一歩を踏み出してみたら、なんてこたあない。私は今、自分がウ゛ォーリストであるということが嬉しくてたまらない!どうやら私は、馬鹿だから、今まで全く自覚して来なかったけど、ずっと、ウ゛ォーカリストというものに憧れてきたらしい。
「自分の曲は自分のギターに限る!」という鼻持ちならない考え方に縛られて、ある意味では、ウ゛ォーカリストになることを諦めていたのかもしれない。でも私は、本当は、ずっと、ウ゛ォーカリストになりたかったらしい。私にとって「ウ゛ォーカリスト」は、高嶺の花的なものだったのかもしれない。

私は遂に、高嶺の花を手に入れたんだな。

ああ、本当に素晴らしい!

え?私が今一番欲しい物ですか?そりゃもうあんた、決まってるじゃないですか。タンバリンですよ。半月形のね、メタリックなね、ステージ上で妖しく光るタンバリンに決まってるじゃないですか!ロックンロールシンガーの必需品ですよ。でも、ま、基本的にはただ握りしめてるだけで、たまに振り回したり投げたり投げられたりするだけで、ほとんど叩かないから、楽器としての意味合いは無いに等しいんですけどね。でも、絶対にいるんですよ。いわゆる一種の「こだわり」ですね。はい。


諦観ザマス

そりゃ、ま、生きてりゃ色々あるけれども、要するに私は、私という人間は、ロックンロールバンドをやるしかないんでございますよ。

カッコつけるわけじゃないし、カッコつけたところでカッコつかないから、無闇に言葉を連ねるつもりは毛頭ないけれども、とにかく私は、自分の人生にまつわるありとあらゆることをひっくるめて、ロックンロールバンドをやるしかないんでございますのよ!

ざますのよ!


コメントへの返信〜さかえ様宛

最初、さかえさんは確かに、ただの「怖い人」でした。
でも、職業上の緊張のあまり、連日全く昼食を摂ろうとしない私に、自分のパンを半分ちぎって、「ちゃんと食べなアカンで!」と言って、パンを分け与えてくれたのがさかえさんでした。

正直、全っ然腹減ってなかったけど、むさぼり食いました。

めちゃくちゃ嬉しかったんでございますよ。


心の琴線

「心の琴線」になんて、触れたかないよ。

例えば、日頃一緒に働いてるパートさんの「心の琴線」になんて、触れたかないよ。

どれもこれも、痛くて痛くて…涙が出てくるんだから!


大往生

伊丹に住む親戚のおばあさんが亡くなった。普段、そんなに親しくしていたわけではないが、昔からよく知っているおばあさんで、「一憩ちゃん」って読んでくれてはった。

最近はずっと延命処置でなんとか命を繋いではったらしいので、こんなことを言っては何だが、早い段階でお迎えに来てもらえて、本当に良かったと思う。日頃の行いがこういう所に出るんだね。

今からお通夜に行く。「お疲れさまでした」とだけ言ってくる。

あのおばあさんはいわゆる「大往生」だ。生きて生きて生き抜いて亡くなった。

我々、若輩者。皆、頑張って生きんとね!


脚で捜すのさ

明日は神戸にドラマー募集フライヤーを貼り出しに行く。いつものように、一度六甲で下車して、王子公園までビール片手にぶらぶら歩いて、王子公園から再び電車に乗って、三宮に出ようと思っている。
ほんの数ヶ月前、このお気に入りのルートを歩いた時には、私にはまだ自分のバンドがなかったのであるが、それが今や、私は超個性派ロックバンド、バタフライのウ゛ォーカリストにしてリーダーなのであるから、この事実に想いを馳せながら飲むビールの味はまた格別であるかと思われる。

え?もう無駄な酒は飲まないんじゃないのかって?ええ、絶対に飲みませんよ。無駄な酒はね。


☆★☆通算1500本達成☆★☆

『イッケイノウタ』1058本

『一憩合格』442本

通算1500本達成!

万歳!

万歳!

万歳!

前ブログ『イッケイノウタ』が始まったのは、今から約2年5ヶ月前の、2009年3月31日のことであった。
当時の私は、バンドはおろか、絵を描くことさえもままならない状況にあったのだが、そんな私の唯一の表現の場として、剣吾くんが拵えてくれたのが、ブログ『イッケイノウタ』であった。

「ただの日記ではなく、『作品』を作るんだ!」という強い意気込みが私の中にあって、それは約2年5ヶ月を経た現在も全く衰えていない。

大阪での、「迷走」とも言える試行錯誤の日々―もがけばもがくほどに下降線をたどって、結局一度も浮上することなく落ちる所まで落ちて、気付けば生まれ故郷、伊丹に帰ってきていた…という流れを描き切った『イッケイノウタ』

落ちる所まで落ちて、自分の「ゼロ」を痛感して、そんな中、周りの人達に助けられて、励まされて、再起を決意して、それからグングングングン右肩上がりに浮上していっている過程を描き始めている『一憩合格』

今まで書いてきたものも、非常に濃い内容で気に入っているが、『作品』として本当に面白くなってくるのは、こっから先である。

私のブログは日本一面白い!―と自負している。が、自負しているにも関わらず、自負の上塗り、さらに日本一面白いブログを目指して突き進む所存です。

愛読者の皆様、今後とも、ご愛読のほど、よろしくお願いいたします!


コメントへの返信〜めぐみ様宛

あんたは私に、「あ、俺のこと気持ち悪がってるな」などと思わせる余裕すら与えんかったよ。
気付けば、人目を憚らず「一憩さーん」とか言ってて、私はそれまで、そんな女の子に会ったことがなかったから、申し訳ないけど、「さてはこいつ、馬鹿やな」って思ってた(笑)

でも、私は、その馬鹿が嬉しかったし、その馬鹿に随分救われた。
この感じをわかってくれる奴って、例えば、このブログを読んでくれてる野郎どもの中にも結構おると思うよ。

中途半端に頭の良い女…ま、要するに頭の良いフリをしてるだけの女なんやけど…なんかよりはずっと、元気で馬鹿な女の子の方が良いよ。

って俺、「馬鹿」って言い過ぎやん!全っ然誉め言葉になってないやん!

でも、ま、言わんとしてることさえわかってもらえたらそれでOK牧場。