100%の嫌悪と、100%の羨望。 100%の懐疑と、100%の信頼。 100%の諦めと、100%の期待。 恋愛について、私の中に、同じだけの発言力と、真逆の思想を持った2人の私がいて、ず〜っと言い争っている。 ず〜っと...

PRETTY TIED UP

なんだかよくわからない時間に目を覚ましてしまった。でも、ま、しょうがないっちゃしょうがない。なにしろ昨日は、炎天下の中、3時間にも渡って宝塚方面を何の目的もなくビール片手に練り歩き、夕方には一人で王将に入って生中を飲み、...

裏ペスト

ラジオを聴いていた。 DJは男で、ゲストは私の存じ上げない声優の女で、その女がスタジオに入ってくるや、DJの男が叫んだ。 「癒しのオーラが凄いですねえ!」 ―子供の頃、綺麗な大きな石をひっくり返した途端、だんご虫やゲジゲ...

恋のアカン尺度

私の昔の彼女が、ある日ふと、こんなことを言ったのを思い出した。 「アタシ、サボテン枯らす女やねんけど大丈夫?」 私は、全っ然大丈夫であった。「何本でも、片っ端から枯らしたったらええがな」と言った。 しかし、今、一人で酒を...

てんとう虫のロック

「別にいいじゃねえか。ヒトに迷惑掛けたわけじゃないんだから」とか、「何をしようとあなたの勝手だけど、ヒトに迷惑だけは掛けないでね」とかいう言葉を聞くたび、何を言わんとしておるのか、おおよその意味はわかるんだけれども、頭の...

猛る虫

何故、私は酒を手放せないのか。また、何故私は、シラフの時の自分よりも、酔っ払っている時の自分の方が好きなのか。 何故、私は煙草を手放せないのか。また、何故私は、頑なにメンソール系の煙草には手を出さないのか。 何故、私はお...

レノンの裏側の男

「恋」という言葉を多く吐いている間は、人は、若い。 「愛」などという、わけのわからない言葉を真顔で抜かしだした時点から、老いは始まる。 恋のまま結婚して、結婚した後も恋でいられて、子供が生まれた後も恋でいられるのなら、結...