猛る虫

何故、私は酒を手放せないのか。また、何故私は、シラフの時の自分よりも、酔っ払っている時の自分の方が好きなのか。

何故、私は煙草を手放せないのか。また、何故私は、頑なにメンソール系の煙草には手を出さないのか。

何故、私はお笑い芸人というものを敬愛しているのか。また、何故私は、北野武、松本人志、太田光、笑福亭福笑といった、毒のある芸人を特に好むのか。

何故、私は「ロックンロール」なる在り方を信仰の対象としておるのか。また、その具体的な対象となる人物の筆頭が何故、こともあろうかリアム・ギャラガーなのか。

何故、私は恋を崇めて愛を崇めないのか。また、何故私は、執拗なまでに「結婚」という形態を否定するのか。

何故、私は、音楽や文章という形で「表現する」という段になると、かくも赤裸々かつ攻撃的になれるのか。

何故、私は太宰治が、太宰文学が好きなのか。また、何故私は、デカダンスなる言葉に惹かれるのか。

何故、私は生まれつき子供が嫌いなのか。

―以上、8つの疑問に対して、本日、自分の中で答えが出たので、ここに報告する。

要するに、私は「やんちゃ」でいたいらしいのである。ずっと、「やんちゃ」でいたいと思っているらしいのである。「やんちゃ」でなくなった男は男ではないと考えているらしいのである。ただ、それだけの話なのである。

私は、「ただそれだけの話」を、必要以上に懸命に生きている虫なのである。


3件のコメント

  1. 貴方の詞や歌は、ロマンチックだし、激しい。やんちゃな生き方も一生懸命は刹那的より、遊び?ゆとりあるのでしょうか?毒も薬もあるのが、世の常と言うことでしょうか。

    1. そう、俺はこう見えて、本当は、わりとロマンチストなんですよ。根はね。

      根はロマンチスト―葉や花や実は完全に腐っておるのです(笑)

  2. 本質は変わらないと言うことでしょうか。たまには、戦友らと語り会いましょう。私も話したいです。

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