窮屈の怪物

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昨夕、我が家の裏の川の堤防から撮影。沈みつつある太陽から少し左に目を移したところに巨大な建物が見える。方角からして、西宮名塩の高層マンションかと思われる。

西宮名塩ー私の大嫌いな住宅地。山の斜面に同じような形をした白っぽい家がひしめくように並んでいて、その真ん中に巨大な白い板のようなもの(先日、エレベーターであることが判明)が横たわっており、そのてっぺん、山頂にアホほどデカい高層マンションがそびえ立っておる割には、そこに人間がいる、人間の生活臭みたいなものが異常に希薄な住宅地ー西宮名塩。

実際に足を踏み入れたことはない。ただ、車や電車で近くを通りかかった際に眺めるだけなのであるが、視覚的なものだけでもう十分に怖い。目が、極端に低いトーンの、抑揚のない、耳鳴りのような音を拾って、私の中で何かが小刻みに震える。「息が詰まる…窮屈だ」といって、小刻みに震える何かを、自分の中に感じるのである。

恐怖ーま、これからの季節にはもってこいのスポットかもしれないが。


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