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私はなかなかのヘビースモーカーなのであるが、さすがに肺ガンを患った人間の過酷な末路というものを真近で見てしまった後とあっては、割と切実にこのままではイカンと思うようになった。しかしながら、やはり、止めるつもりは毛頭ないし、本数を減らすなどという器用なこともできそうにないので、「それって無意味、健康上」という言葉をよく耳にはするものの、完全に無意味でもなかろうという希望的憶測の下、タール及びニコチンの含有量を極力軽いものに変えることにした。それもこの際思い切って、1mgまで下げてみることにしたのである。

私は、自分が毎日欠かさず手に取ったり目にしたりするものについては、それがたとえ小さなものであっても「自分を取り巻く環境の一部」だと捉えているから、それは、煙草の箱のデザイン一つとっても例外ではなく、納得いくまで厳選するし、してきたのであるが、今回は「1mg」という括りがあるだけに楽だった。コンビニに並んでいる1mgの煙草の内、私の目を惹いたパッケージは、CABINと、このBASICの2種だけだったのである。

CABINの1mgは白いパッケージの100’sで、8mgの赤、5mgの黒に比べるとかなり見劣りがした。それに比べてこのBASICは、どこかビートルズ的でオアシス的な、シンプル&ビューティーでレトロな英国臭が漂っており、さらにCABINより10円安いということもあって、私はこのBASICをチョイスしたのである。

でも、ま、一番の決め手はやはり「CABIN以上に誰も吸ってない」ってことなんだけれども。


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