蝶を背負って

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神戸でバンドをやっている同い年の友人が、2枚目のアルバムを完成させて、そのレコ発ライヴをワンマンでやるというので観に行くことにした。

思えば、私がライヴハウスの空気に触れるのは、2012年1月15日に行われたバタフライの1stライヴ以来のこと。あれから1年半以上も経過してしまった。
この空白期間、私は何をしていたのか。そう、ただひたすらに仕事をしていたのである。「仕事を安定させたら復帰する」と嘯いてはいたものの、日々の仕事をこなすことに精一杯で、あれよあれよとギターは埃を被り、私は自分が書いた曲のコードや歌詞を忘れていってしまったのである。引退するつもりなど微塵もなかったが、現実は現実、そういう状況だったのである。しかし、先月の親父の死を機に、「俺はやっぱり音楽をせねば!」と思い、自分自身の復帰とバタフライの復興を決意するに至ったタイミングで、「ライヴを観に来い」という誘いが飛び込んできたというのは、まさに時機到来、いよいよもって風が来たと、私は読んだのである。

私はあくまで、バタフライのリーダーとして、友人のライヴに足を運ぶ。そして、友人のライヴを観たら、私はどうせめちゃくちゃ悔しい思いをする。「なんでお前がそこで、俺がここやねん!」と。
私自身にめちゃくちゃ悔しい思いをさせるーそれが私の狙いだ。


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