不安な家

昨今、ライブハウスが置かれている状況について本田純正と話をした。潰れる店も出てくるだろうけど、どう考える?俺と純ちゃんの見解は同じだった。

潰れればいい。

接客業を営んでいるという自覚に乏しく、演者やお客さんを大事にしてこなかった店は潰れてしまえばいい。生き残る店は生き残る。これを機に淘汰されれば…という考え。

誠実な店が生き残って不誠実な店が潰れるというのはいつものことなのだが、それが一気に加速する気がする。

音楽への需要を自分たちへの需要であると履き違えてきた店や、表現の場を求めている演者の謙虚な姿勢に胡座をかいてきた店。それから、一人のお客さんを大切にしない店は潰れればいい。逆に、履き違えることも胡座をかくこともなく、お客さん一人一人を大切に、誠実にやってきた店には生き残って欲しいし、生き残って欲しいと願う人たちがいっぱいいるのなら、必ず生き残れると思う。

信頼されることほど強力な「耐震」なんてないよ。ちょっとやそっとじゃ揺るがない。ま、それは演者にも同じことが言えるんだろうけどね。


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