人生を面白くする方法。本当は無数にあるんだろうけど、俺は少ししか知らない。その「少し」の中の一つに「偶然をただの偶然だと捉えない」というのがある。人生は無数の偶然が折り重なって成り立っているが、全ての偶然には理由と意味がある…と考えて想像を膨らませると人生に滋味が出てきて、ほのかに面白さを感じられるようになる。
偶然にただの偶然はない。と言うと、「何の根拠があってそないな馬鹿げた事を。お前は夢遊病者か。偶然は偶然やアホンダラ」と鼻で笑う奴が現れる。で、そいつが会話の中で「心から」とか「心の中で」とか言うたびに俺は思う。「『心』の根拠は?お前は人間は身体と脳みそと心臓さえあれば動くと思っとるんやないのか?」と。
ところで石。俗に言うパワーストーン。あなたは嫌い?俺は好き。単純に綺麗だし、想像が掻き立てられる。それから、それより何より、偶然がただの偶然でしかなくて、人間は身体と脳みそと心臓があれば動くと思っている人たちに言わせればどんな石もただの石で胡散臭いったらないんだろうから好き。嬉々として身に付ける事で、あいつらに「寄るな」と言える魔除け。
偶然と心と石。他にも題材は色々とあるけど、とりあえずここではこの3つに絞るとして、想像力というのは、この何の関連性もない様に見える幾つかのものを一つの見方、感じ方で貫いて繋ぐ串の様なものだと思う。で、それに手を加えて人が魅力的だと感じる形。例えばこんな感じに仕上げることが出来たら…

アーティストだと思う。
最近、欲しい物が無いな…と思っていたら、自然と、要らない物を譲ったり売ったり捨てたりする事の方に執着するようになった。思うにこれは、欲しい物ではなく必要な物を求める気持ちが出てきたという事である。




この度、和田怜士が12月12日に予定されていたイベントへの出演を見合わせる事と致しましたのでご報告致します。

「今さらオリジナリティのあるものなんて出てくるわけがない」なんてことを頭ではなく細胞レベルで思い込んでしまっているような奴らの前に突然オリジナリティのあるものが出てきたらそいつらは何て言うのか。こう言うに決まっている。
できるかどうかわからない12月のライブを最後に伊丹を離れる。と言って、その後、どこで何をすれば良いのかさっぱりわからない。どうせ、どこで何をやってもまともに評価してもらえはしないだろう。