我が母性

我々人間は、生まれる前の一時期、母親のお腹の中で、皆、両性具有だったというのは紛れもない事実だ。だから、男にも女性ホルモンがあるし、女にも男性ホルモンがある。
男の中に女がいて、女の中に男がいる。

私は、人に対するイライラを抑えたい時や、誰かに対して、底無しに優しくありたいと願う時には必ず、自分の中の女性性を想って、そこにあるはずの母性を呼び覚ますことにしている。

大きく、広く、深く、海のように―そうあれないと付き合えない人間がいる。そうありたいと思わせてくれる人間がいる。


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