女王降臨

新聞のテレビ欄を覗いたところ「八代亜紀」の文字がっ! 俺の亜紀が出演していたのは、NHK系の演歌・歌謡番組であった。他の演歌・歌謡歌手を木っ端微塵に吹き飛ばすロックンロール姉御っぷりであった。とにかく、かっこいいのである...

今夜、すべてのバーで

色んな名前のカクテルがある。 もし私が、めちゃくちゃセンスの良い、セクシーなバーを見つけて常連になったら、こんなことをしてみたい。言ってみたい。 バーテン「お客様、何にいたしましょう」 一憩「いつものやつを」 バーテン「...

宝石のつくりかた

安易な足し算は、結果、全てをゼロにしてしまう。 強引な引き算は、バランスを崩すためにあるようなもの。 自信をもって行なう足し算は、良い結果を生む可能性が高い。 自然な流れの中で起こった引き算―これが宝石を生む。

目があらば見よ

失恋―昔は大いにヘコんだものである。ため息を肴に酒をあおったものである。ところが最近は、痛くも痒くもないのである。何故かというと、私の中に「損をしたのは相手であって自分ではない」という考え方があるからである。 言っておく...

人生の雫

私が今までに体験した恋愛の中で、今もなお声を大にして「あれは恋愛だった!」と言えるのは2回だけ。 私が今までに書いた曲の中で、「これは最高のラヴソングだ!」と言えるのも、2曲だけ。

スノーフレークの日

今日は我が娘の誕生日。5歳になった。 私も親父の端くれ。何か贈りたいとは思うものの、十中八九送り返されてくるだろうから、代わりに念というか、願というか、祈りというか、想いというかを送り届けることにした。これなら、本人に直...

風雨と眼光

筋道立てて考えたってしょうがないやね。我が身に降りかかる物事自体に、全く筋道が立ってないんだから。 いや、もしかしたら本当は、我が身に降りかかる物事自体には、ちゃんと筋道が立っているのかもしれない。でも、我が身に降りかか...

現実のハタ坊

昔、バイト先の先輩に、仏教の教えに深く傾倒している人がいて、その人と一緒に晩飯を食いに行ったことがある。 伊丹の隣、宝塚の某レストランで飯を食っていると、その人が、窓の外ではためいている大きな旗を指差してこう言った。「な...