黒雲芸

この時期、遠くの空に黒い雲を見つけた場合、遠くの空に浮かぶ雲であるにも関わらず、早かれ遅かれ、必ずと言って良いほど自分のいる方向に流れて来るのは一体何故なんだろう。

最近はもう、黒い雲を見つけた時点で、それが遠かろうが近かろうが、諦めることにしている。「来たかったら来たらええがな」って。で、数分後、もしくは数時間後、必ず来る。

ワンパターンで面白くない。イラッとする。あの黒い雲の動きは、一発屋芸人が、一世を風靡した一発芸を、人の迷惑も省みず執拗に繰り返しているようなものだと思う。

面白くないものは、何度やっても面白くない。


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