嗚呼ダメ男

夕方に仕事が終わりました。何だか救い難く心細いので、近所の中古CD屋で「スカーレット」の入っているやつを買って、ウォークマンにぶち込んで大きな音で聴いてたらさらに輪をかけて心細くなってきたので、急ぎバスに乗り、家路に着くと見せかけて家の近所の居酒屋に立ち寄ってビール片手にホルモン焼とカレイの塩焼きを食べてたら、ちょっと前まで大好きだった独り酒が、これが、微塵も楽しくなくて、心細さが募っていくばかりなのでした。

どうすれば救われるのか、本当はわかりすぎるくらいわかっていたのでした。そしてその方法はたった一つだけで、それ以外のことは何をしても無駄だということもよくわかっていたのでした。


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。