オノレアリキ目です

「他人の為」という言葉の人聞きの良さったらない。逆に「自分の為」という言葉の人聞きの悪さったらない。が、人間、残念ながら、私の旧友がかつて、彼自身の歌の中で言っていたように「調子良い時だけ優しい気持ち」な生き物なのであるから、まず「自分の為」ありきで、これが地盤で、この上にようやく「他人の為」が成り立つんだと、私は思っている。

自分自身に余裕があって初めて人に優しくできる。だから私は、「自分の為」を上手くできる人間のことを「大人」と呼ぶんだと思っている。

「自己犠牲」なんてちゃんちゃらおかしい。あれは完全に絵空事。発想が幼な過ぎる。嘘丸出し。きっとどっかの、トチ狂った、友達が一人もいない不細工な宗教家が発明した言葉に違いない。


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