喪に服さない

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▲最後の作品「自画像」(120×100)

8月7日、2時17分、絵描きの親父が死んだ。

末期の肺ガンで、癌は脳にも転移していた。

5月7日、抗がん剤投与や放射線治療を終えて退院。在宅看護ということになり、担当医によれば「もって2週間くらい」だったのだが、帰宅後、3ヶ月も生きて、担当医や看護婦を驚かせた。

最期まで煙草を手放さなかった。
最期まで酒を飲んだ。
最期まで笑いを忘れなかった。

葬儀は、親父の「坊主を入れるな」「宗教を入れるな」との意向により、直葬とした。

親父自身は無宗教だったが、私にしてみれば親父自身が教祖で、私はその信者だ。

絵描きではあるが、姿勢的には非常にロックな親父だったので、死んだからといって、しんみりするつもりは微塵もない。

私は親父の一人息子。親父のロックンロール・スピリットを、完璧に引き継いでやろうと思っている。

めちゃくちゃカッコよかったぜ、親父!!


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