ゴミの中から手を伸ばして

配置を変えてもゴミ

ゴミの中から首を伸ばして

ゴミに釘付ける視線がゴミ

ゴミのような音楽が境界線

一歩踏み外せば…

ゴミのような小説が境界線

一歩踏み外せば…

ゴミのような日々の中に

光り輝く硝子の破片

そこへ蝶が飛んできて

蜜を吸う

ゴミのような絵画

「花」と名付けて

涙の玉

数珠

手を合わせて

笑って眠る


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