何事に於いても「二番煎じ」と言われるのは絶対に嫌だけれども、「二番煎じ」という言葉がマイナスの意味合いでしか使われないということがよくわからない。だって、茶は絶対、二回目に出した時が一番美味い。二番煎じが一番美味い。一回目は味が浅いし、三回目は味が薄い。実際、高級料亭では、一回目は捨てて、二回目を客に出すと聞く。一回目で葉を開かせて、二回目を飲むというのが、本来の茶の飲み方らしいのである。

先駆者が道を拓く。未開の地を開拓する。そして、その次に来た奴がこれを発展させていく。この、次に来た奴のことを「二番煎じ」などと呼んで馬鹿にしちゃイカンだろう。むしろ「二番煎じ」と呼んで、讃えるべきなのではなかろうか。


2件のコメント

    1. 私も2は好きです。4の次に好きです。形が可愛らしくていいですね。白鳥みたいで―って私、もうちょっとで35になります。

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