あとがき

『姫と蜘蛛』『温泉街の射的場』に続く三作目の挿話『象牙の印鑑』いかがだったでしょうか。「いかがだったでしょうか」って言われても困りますか?(笑)

こういうのは詩と同じで、説明をすると台無しになるので説明しませんが、ひとつだけ言えるのは、もしこの文章から笑いの要素を完全に取っ払ったら、物凄くえげつないものが浮かび上がってくる―ということです。

結構痛切なんでございますよ。笑いの蔭に潜んでいるものは。


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