不本意ながら天の時

いつまで経っても終わりそうにない冬。この寒さの影響か、私を取り巻く状況そのものが、一斉に固く引き籠ってしまっているかのように感じられる。
地平線の向こうまでガーッと引いてった潮が、地平線の向こう側で凍結でもしているのか、一向に満ちてくる気配がない―というイメージ。また、意気揚々と攻め込んできて城を包囲したはいいが、城壁高く、城門固く、頑なに籠城されていて、中に敵がいるのかどうかさえ怪しい程に冷たく鎮まりかえっているが、それがかえって不穏で、攻めるに攻められない―というイメージ。また、「いってきまあす!」と言って家を飛び出して公園に来たのは良いが、誰一人遊んでいない―というイメージ。

私も今は、音無しく引き籠ってた方が良いのかな…とぞ思ふ今日この頃。


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