虚空の弾丸

最近、閃く。

考えていることの線上ではない、全く別の場所にキラッと光るものを見つけて、これを手に取って見てみると何やら文字が書いてある。
文字の内容は、大概が私に対する指示で、「〇〇と言いなさい」とか「〇〇してみなさい」といった感じなのだが、一体何のためにそれを言ったりしたりするのかがさっぱりわからない。でも、なぜかその意味不明な指示に素直に従っている自分がいて、イメージ的には、明らかに無意味な方向に大砲を撃ってみたり、宛先を書かずに手紙を投函したりしているような感じがある。

これってやっぱり、完全に無意味な行為なんだろうか。それとも、何か、思いもよらない結果を生み出す行為なんだろうか。

敵がいる方向ではない方向―無意味だとしか思えない方向に放った大砲の弾が、意外や意外、目の前にいる敵以上の何か物凄いものに当たりでもするんだろうか。

さっぱりわからん。でも、閃くもんは閃く。


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