旅先から<25>

午後から奥さんと二人、再び尾道駅前商店街を攻める。 一際目を引いたのが、この店。かつては銭湯だったが、改造して、今はカフェ&雑貨屋となっている。 古い建物が、京都のように取って付けたような感じではなく、今の人の生活に密着...

旅先から<24>

四日目の朝。庭に大きなカマキリが現れた。私の奥さんが唯一好きな虫、それがカマキリである。しきりに「カマキリは森のギャングやでぇ!」と言って喜んでいる。 蝶が好きな私と、カマキリが好きな奥さん。本来、逆のような気もするが、...

旅先から[23]

「なあ〜、ラーメンってどうやって食べんの〜」とか言ってるわけではない。 初めて食べる尾道ラーメンの味は、私的には「めちゃくちゃ美味い塩ラーメン」といった感じだった。薄味で、非常にあっさりとしているが、全くもって飽きが来ず...

旅先から[22]

長年に渡って地元人を唸らせてきたラーメン屋で遅めの昼食をいただく。 やはり、地元人がススメる店というのはこういう店構えであって、夜になるとネオンの灯るデカい看板があったり、手垢というものがあることをしらない券売機があった...

旅先から[19]

奥さんが海水に触れて「うわっ!冷たっ!」と言った。私は「今日、こんなに陽ぃ照ってて暑いんやで。いくら海の水言うたかて冷たいわけが…ホンマや!!」と言った。 どうも因島あたりから調子が悪い。

旅先から[17]

尾道から橋を渡って、笑いの神・村上ショージを生んだ因島へ。 「因島限定販売の村上ショージグッズがあるんじゃないか?」と胸躍らせてサービスエリア内を探し回ってみたが、そんなものは一つもなかった。 これほど有難がられていない...

旅先から[16]

三日目、親戚宅で朝を迎える。家は山の上にあり、遠くに海が見える。 海の上を旋回していたとんびの群れが、ものの数分で家の上にやってきた。 学ランを着たヤンキーを彷彿とさせるカラスがビビって寄り付こうとしないとんびはヤクザで...