乞食と神様

「生モノ」ともいえる素直な気持ちを、日陰に、片隅に追いやって、追いやったことを努めて忘れて、ただひたすらに腐るのを待つ―ということができるようになった。 できるようになって、良かったのか悪かったのか、自分でもよくわからな...

いっぱいいる虫

「変わってる」と言われてる奴にロクな奴はいない。 「変わってる」って言われることほど楽なことはない。ただちょっと、常軌を逸することを言ったりしたりしたら良いだけの話なんだから。 本当に変わってる人間は、変わってることを隠...

すぐひく

すぐひく。 女の人は、私の言動や行動に触れて、すぐひく。 何様のつもりだ。 皮一枚剥げば、私なんかより数倍グロテスクなものが出てくるくせに。 嘘は、化粧だけにしてくれ。

踏み絵

仏教であれ、キリスト教であれ、イスラム教であれ、創価学会であれ、霊友会であれ、ものみの塔であれ、天理教であれ、クソ真面目に宗教をやっている人が恋愛をする場合に、相手にも同じ信仰を求める、求めざるを得ないというのは、わから...

我が魂

今日は夜勤である。そして写真は、私が夜勤の時に、各種書類を挟んで一時も放さず持ち歩くバインダーの裏面である。 どこで何をしていようとも、スピリットは常にロックンロールなのでありまふ。

POP

「彼女が欲しい」という言葉の馬鹿っぽさったらない。完全に頭の悪い人の言葉である。けれども私は今、死ぬほど彼女が欲しい。もちろん、誰でもいいってわけじゃない。死ぬほど好きな人に、「一憩の彼女」という、いかなるシチュエーショ...

聖虫

夜。 神戸。 観覧車。 恋人たち。 ところどころ明るい海。 オリエンタルホテルの曲線。 私も彼女も体育座りをして、手と手を重ね合わせて、一切喋らずに遠くを見つめている。 幸せ過ぎてロウテンション。「人間、幸せ過ぎるとテン...

テレミン

「大人」を名乗る人間の大半は「自称」で、くっだらない距離感の保ち方ばかり覚えやがって、メキメキと敬語力を伸ばすが、その敬語のあり方たるやめちゃくちゃ稚拙だ。 敬意もないくせに敬語もへったくれもあるかアホンダラ! 妙な距離...

気付いちゃ遺憾

どんなに心頭を滅却しても火が涼しくなることはないと思うし、どんなに塵が積もったところで塵が山になることはないと思っている私が、「信じる者は救われる」という言葉を信じている。 ただ、ちょっとだけ言い回しを変えねばなるまい。...