月別: 2011年6月

凍りついて見上げていた そこに君の肉体はなく 見覚えのある真っ赤なドレスが立っていた 胸元には猫の目に似たガラスの玉が輝いていたが 突然弾け飛んで螺旋階段を駆け降りると 僕の足元で音を立てて割れてしまった 割れてしまった...

誰もが快晴だと信じて疑わない空を 君は少し疑っている 僕はあの空に 一筋の雲が浮かんでいるのを見つけて ただそれだけのことで 君を汚染する 雨 風 雷 君の理性の残骸が 五線譜の上に流れ込む 素敵な悪夢はいかが？ 素敵な...

眼を閉じて食卓に着け 叶う祈りは嚥下の形 飲み込んで下へ 飲み込んで奥へ 飲み込んで底へ 飲み込んだら 飲み込むことを飲み込め 下へ下へ 奥へ奥へ 底へ底へ 底の底を突き破れば 頭は遥か雲の上 誰もいないが誰かいる 気配...

一生懸命、生きさせてくれ！ 頼むから、茶化さないでくれ！！

俺だって、俺なりに、必死こいて生きてるんだ。いつもいつもふざけてるわけじゃないんだ！ わかってくれ。頼むから…。

頼む。頼むから、もうちょい、空気を読んでくれ…。 『心の恋人へ』は、俺にとって、本気な文章なんだ。茶化してもらっちゃ困るんだ…。 頼む。頼むよ…。

あなたは、どう考えても、私にとって「理想のタイプ」だ。 でも、あなたほど、私にとって、くだらない人間もいない。

俗世間一般のルールを最優先にして生きている人間の動きは、その思考の流れ方を含めて、わざわざ会わずとも、手に取るようにわかる。 遠く離れていてもわかる。 まったくもって、くだらない人種だ。

めちゃくちゃなことをしたいと思う。 めちゃくちゃな生き方をしたいと思う。 私は、根が臆病な人間なので、思い付く限りめちゃくちゃなことをしたところで、たかが知れてると思う。 どうせたかが知れてるんなら、やらなきゃ損だと思う...

レノンは、ヨーコを選んで、誰にも素直に祝福してはもらえないことを良くわかっていたと思う。だからこそ、ヨーコじゃなきゃ駄目だったんじゃないかと思う。 ヨーコを選んだこと自体が、レノンの表現のひとつだったんだと思う。もちろん...