一命を賭して

ひょっとしたら、この事実を知らなかったのは私だけで、皆さんはもう当然の如くにご存知なのかもしれず、もしそうだとしたら、今さらこんなことを声高に述べるのは非常に恥ずかしいことなのでございますがしかし、万が一ご存知ない方がおられたとしたらその方が憐れで、その方はきっと、この事実を知らないことによって日々、耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、血の涙を飲んで生きておられることと存じますので、ここはひとつ「慈善」の心をもって、暗黙の了解というルールの下、皆さんがあえて口にしないあの由々しき事実について、一命を賭して、述べさせていただきたいと思います。

そう、これは紛れもなく、政府の陰謀なのです。「コンビニ」と「ポン引き」の母音が同じだなんて…。
コンビニでは、ポン引き業務を一切行なっていません。にも関わらず、母音が全く同じだという事実。そして、この事実にドン引きしてしまった私はさらに気づいてしまったのです。そう、この「ドン引き」もまた、「コンビニ」そして「ポン引き」と母音が同じで…哀しいけれど、これが現実なのです…。政府の、深淵なる陰毛なのです…。

今、玄関の戸を荒々しく叩く音がしました。ルールを破った私を殺しに来たのでしょう。たぶん、CIAです。もしくは、KGBです。あるいは、PTA…最悪の場合、C-C-Bです。


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