小学5年の時、靴下の爪先の部分が破れていて、その破れている部分をグッと指の下に潜らせて隠すことを「ストラングラー」と呼んでいる友人がいた。もちろん、「ストラングラー」なる英単語と、その行為との間に関連は一切ない。ただ、彼の中でその行為を音として表現した場合に「ストラングラー」以外の何物でもなかったのだろう。
彼のそんな感覚、俺には良くわかる。例えば俺は、明日絶対に早起きしなければならない用事があるのに、どういうわけだか目が冴えて眠れないといった最悪な状況を「ボンジョヴィ」と呼んでいる。おとといの夜、俺は完全にボンジョヴィだった。一晩中「アカン!完全にジョヴィってしもた」と嘆いていた。あと、巷で大流行のあのゴム製のカラーバリエーションに富んだ超軽量サンダルのことを俺は「ベッポンセン」と呼んでいる。あのサンダル、俺の目にはどう見てもベッポンセンだ。歩く度に「ベッポン、ベッポン」と情けない足音がしそうな気がしてならないし、脱ぐ時にストラングラー対応している靴下と擦れる時の音は間違いなく「セッ!」で、表記上は「セン」で問題ないだろう。
ちなみに俺は、俺みたいな残念な奴のことを「ホセ、ホホホホホ〜ホ、ホセ、セスセスセー、ホセ、ポ、ホセ、ホセホセ、セセセホセ、ホセスホセホセ、ピ、セーホセ、ホセセ、ホセフホセ、ホセホセースホ〜、ホ〜、ホ〜、ホ〜、ホセ、ポセ、ポンセ、ホセ〜スホセホセ、ホセパホセホセ、セ!セ!セ!ホセ...ホセ!?」と呼んでいる。
ギリギリ
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