これはやはり書かねばならんのだろう。遅ればせながら、マイケル・ジャクソンの死についてである。
まず結論から言うと、ごめん、特に何とも思わない。正直、これがポールやキースでなくてホッとしている。だいたい俺が音楽と本気で向かい合うようになった頃にはもう、彼はステージやアルバム発表から離れて半隠居状態だったし、スキャンダル的なこととあの顔面ばかりが全面に出てきてウンザリ、一度として興味を持ったことはなかった。いくつか知っている曲もあったが、あの80年代バリバリの音が聴くに絶えなかった。ロック好きにとって、80年代というのは不毛の時代で、彼はその不毛の時代におけるキングだった。あと、彼はビートルズの著作権を所有していて、ポールが「返してくれ」と申し出たが断ったというのも、ビートルズファンとしては非常に腹が立った。
というわけで彼の死に関しては特に何とも思わないというのが俺の結論。ただ、『ビリージーン』という曲のメロディだけはイケてると思うし、『ウィ・アー・ザ・ワールド』の映像で大勢のスター達に混じって歌っているボブ・ディランのやる気ゼロな表情は最高だと思う。
喪中〜メインはディラン〜
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