俺のことを褒めることはあっても、ものつくり的な意味合いでは一切認めようとはしない親父が、数ヶ月前、俺の事を「哲学者」だと言ってくれた。
携帯を全く使えない親父が、携帯を使える母親に代筆を頼んで俺にメールをくれて、その結びに「哲学者の息子へ」とあったのだ。
ひょっとしたら親父特有の皮肉かもしれない。でも、この時のメールに関してはそんな印象を受けなかった。
心から嬉しかった。
明日、親父に会う。会って朝まで語り合う。楽しみで楽しみで眠れない...アカンやん。
俺にとって親父ってのは、生まれて初めて知ったロックスターだった。今でも、俺にとって最強のロックスターは親父で、リアムやレノンや北野は永遠の二番手だ。
楽しみで楽しみで眠れない。焼酎を飲んでも飲んでもちっとも酔えない。
憧れの人に会う前日ってこんなもんだ。
ロックンロール・スター
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