そういえば昨日は一年三ヶ月振りに靴を買った。天六商店街で¥850で売ってたコンバースのバッタもんで、『THE 925 COLLECTION』って書いてある。色はベージュで、黙ってりゃ¥850には見えない。
バッタもんで十分だ。バッタもんにはバッタもんの不思議な魅力がある。物に関しては「愛着が持てない」ってのが一番の問題で、愛着さえ持てりゃ安価なバッタもんで全然構わない。
そう、人生、色んな事が愛着の問題だ。愛着さえ持てれば人にどう言われようが、笑われようが、知ったこっちゃない。例えばそれは『自分自身』に関しても同じことが言えて、人にボロクソにけなされて、その言葉の向こう側に「死ね」の二文字が見え隠れしたとしても、自分の中に自分自身に対する愛着がちゃんとあれば少しも怖じ気付くことはない。嫌がらせの如くに生きてやればいいと思う。
そういえばかつて、友達のバンドで「てるてるボウズ」ってのがいて、そこのギタリストがガラクタ屋で手に入れた聞いたこともないメーカーのものすごく安価なギターを弾いていたが、まさに「魂を揺さぶる」強烈な音だった。ことギター弾きということに関しては俺はいつも彼に脱帽だった。完敗だった。
彼は今、どこで何をしているんだろうか。
心からの敬意を込めて、この文章を捧ぐ。
伝説のギタリストに捧ぐ
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