「みっともないことをしているのは百も承知です」
「じゃ、やめりゃいいじゃないですか」
「全ての人間があなたみたいに思ったことをその場で即、口走れるわけではないのです」
「あんたにはわからんのだ。私が日々、いかに寡黙に耐え忍んでおるのかを。今からそのあたりのことを詳しく順序立てて話して進ぜるから黙って聞いていなさい」
「私はあなたに言葉を授けて、あなたの前に私を遣わせた神を憎みます」
「何をごちゃごちゃと」
「私は「ごちゃごちゃ」などとは申し上げておりません」
「少なくとも私には「ごちゃごちゃ」としか聞こえませんでしたがねぇ」
「そりゃそうでしょう。あなたの言葉は全て擬音語なのですから」
女救世主ニーズ登場
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