俺は絵を描く時、テーマを決めてから描くということをしない。頭の中を出来る限り空っぽにして、手が動くに任せるだけのいわば「コックリさん式画法」。だからタイトルは毎回、出来上がったものを見て決めてる。
この『祈りの少女』は10cmくらいの小さな小さな絵。『鎖帷子』を描いた後の、普通なら寝るはずのタイミングに、なぜか全く寝る気がしなかったので、再び机に向かい、紙の上に適当にペンを滑らせてたら出てきた。気付けばそこにいた。めちゃくちゃシンプルなんだけど、めちゃくちゃ綺麗に思えたから、余計な手は加えずにこれで完成にした。
「こんなことってあるんだろうか..」などと思いつつ先程からじっと眺めているのだが、これが不思議なくらい飽きない。
自分の中からこんなものが出てくるとは夢にも思わなかった。
祈りの少女
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