インナーチャイルド、内なる子供、真の自己、を癒して解放してやることを「変容」という過程を経て「統合」と呼ぶらしい。統合させることができれば、自分は、人生はもっともっとよりよいものになるが、長い年月をかけて抑制、抑圧されてきたものだけに、統合させるにはかなりの時間と努力を要する。というのが結論みたいだが、俺はもうこれしかないと思っているし、方向が見えたこと自体が嬉しいし、言いたいことを言ったり、やりたいことをやったり、程よく肩の力を抜いたり、適切に何かに誰かに「委ねる」ということをしたり、心から笑ったり、素直に怒ったりできるようになるために、今から時間をかけてじっくり、こいつを、この子供を解放させていこうと思っている。酒で垣間見たり、束の間呼び覚ますだけじゃなくて、常に自分の軸として伸び伸び呼吸させてやりたいと思っている。
今までずっと見て見ぬフリしてきたこと。その声を聞こえないフリをしてきたことをまずちゃんと謝ることから始めようと思う。
なぜ、見て見ぬフリをしてきたのか。なぜ俺自身の本音とも言えるその声を聞こえないフリをしてきたのか。それは33歳の大人として、社会人として、不特定多数の人に認めてもらうためだったが、結論、全く上手くいかず、堕ちる所まで堕ちることになってしまった。
ちゃんと子供に戻ろう。経緯がどうであれ、俺が今、このタイミングで自分が実際に生まれ育った場所、伊丹最北端にいて、そこでそう強く決意しているというのはきっと良い流れだ。
現時点では体育座りをして塞ぎ込んでいる俺の中の子供。彼が目覚めたら、彼が俺を許したら、「統合」できたら、俺は今までで一番良い自分になれると思う。
夢ができた。
もう二度と死にたいだなんて思わない。
実録『インナーチャイルド』〈7〉
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知らない内に涙が出てた。すんばらしい夢やね!
その夢に便乗させてもらってもえぃでしょうか?っていうか、勝手におんなじ夢を追わせて頂きます。
今これを書けた事は
夢への大きな一歩やで。
凄いよ。
俺も近くで見てるで。
安心して突き進み。